2012年4月30日 (月曜日)

結城紬

茨城県の結城市にある結城紬の工場見学にいってきました。
結城市周辺では、紀元前から既に織物の文化がはじまっていたとのこと。
その後、政治の動向に流されながらも、一貫して、「最高の織物」を追及してきたことに驚きました。
大丸や伊勢丹・松坂屋といった老舗呉服店が、そろって値下げの陳情書を出すほどの高級品にこだわる姿勢は、日本の住み暮らした先輩方の中でも特に尊敬に値すべき精神です。
価格が高くなるのは、糸の精製から着物の仕立てまですべてにこだわっているから。
昔は、今のように、良い商品を開発すれば、インターネットで広く販売できる、という仕組みは全くありません。
圧倒的な権力を有するお上や、金銭的に余裕のない一般人が顧客層の中で、高額の高級品をつくりこむことを継続するのは、本当に難しいことだったはずです。
しかし、だからこそ、今の質の高い和服文化があります。
苦労したことは、いずれ必ず、報われるのですが、そのような、不断の努力で、技術を磨き続けた先人たちのおかげで今の日本があることを再認識できました。
とかく、楽に確実に儲けようという志向強まるこの時代、後世のためにも、もっと「最高」を徹底的に追求し続ける姿勢を持ち続けなければならないと思います。

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2009年3月15日 (日曜日)

感情を表現する

知り合いの関係で芝居を見に行きました。

先日、小説を書く際の大事なポイントについて記事を書きましたが、芝居で大事なのは登場人物の感情をいかに表現するかです。

ただ泣く、ただ笑う、ただ怒る、これは練習すればだれでもできることです。

大事なのは、なぜこの人は泣いているのか、なぜ怒っているのかを、シナリオその他「演劇の全趣旨」から理解でき、いかにそれに共感できるか、小説を読む、テレビドラマや映画を見ることと違う演劇の面白さはそこにあると思います。

爆笑を誘う演出も必要、殴り合いの演出も必要、しかし、一番大事なことは話の中で最も重要な人物の心の動きと、それを周囲の人物がどう受け止め、どう反応しているのか、それを観客が受け止められば、観客はそれをお土産に持ち帰り、満足感とまた来ようという気持ちになります。

逆にこれがなければ、ただ器械体操を見た、お金を出してまでまた見たいとは思わんな、という気持ちになるのでしょう。

今日私が見た演劇は、まだ公演が続くため、一切ネタバレはしませんが、ドタバタした事件の背景に非常に純粋かつ人情あふれる感情が動いていることがわかり、大変満足できました。

また機会があれば行ってみたいと思います。

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2006年7月 8日 (土曜日)

萌え の経済効果 そして 社会効果

ブロードキャスターを見ていたら萌え文化の他国への影響が特集されていました。

私が、東京で勉強していた頃はまだまだアキバは電気街で、アニメ系のDVDやゲーム店はあまけみたいな感じでしたが、今やアキバといえば世界に誇る萌え文化の発祥地となっています。

最近では、梅田のジムで運動した帰りに、メイドのコスプレをした女性にメイドバーへの勧誘をせがまれることがあり、メイド喫茶やバーの文化の盛況ぶりを実感します。

個人的にはメイドには全く興味がありませんが(体育会時代、試合を一生懸命応援してくれたチアに興味を持ったことがありますので、チアカフェとかあったらふらふらっと入ってしまいうかもしれませんが)、このような萌え文化の経済効果のすごさには驚きを隠せません。

しかし、ブロードキャスターを見ていてもっと驚いたのがその盛況の要因。

アニメヲタクが現われたときから原因はささやかれていましたが、恋愛における格差拡大により、リスクばっかり背負って十分な愛を享受できないダメ男たちが、これ以上、傷つくのを恐れて、仮想世界にのめりこむ、これが大勢を占めると、今後犯罪や少子化を一層推進していく危険要素となるかもしれません。

私は、今は彼女から十分な癒しと萌えと愛を享受しているので、こういうところには全く興味はありませんが、彼女がおらず余裕のない状態だとこういうところにふらふらっっと引き込まれて、堕落していく可能性があったと思うと冷や汗をかきます。

萌え文化は文化として、経済効果として大変なものがあり、尊重されるべきですが、その実質が現実逃避にあるのであれば、ほどほどにするよう手段を講じる必要があるかもしれません。

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