「俺が全部責任を持つから安心しろ」男が仕事や恋愛関係において、部下や恋人に言いたい言葉です。
きちんと責任を持てるかは、男の能力やキャパシティーに依る部分が大きいですが、責任の取り方にも色々あるのではと思います。
責任を取る一つの方法として、言葉があります。
何か間違ったことをした場合、過去の失敗に対する反省、もう同じ過ちをしない・被害を回復するという誓約の言葉は最低限必要な言葉です。
刑事弁護においても、自白事件においては、被告人に反省文の提出を勧め、法廷でも具体的な反省の言葉を述べるよう勧める弁護人は多いです。
これは間違ったことをした人間として最低限の行為だと思います。
しかし、これだけでは責任を果たしたとは言えません。
言葉の内容をどれだけ実現できるかこそ、本当に責任を果たしたかどうか評価すべきところだと思います。
ところが、従前の裁判では、「被害弁償する」という反省の言葉はあっても、実際の被害弁償がうやむやにされるケースが多かったです。
そこで、現在法務省で審議中の「付帯私訴」の制度は、被告人の責任を果たす制度として、非常に有用ではないかと期待しています。
付帯私訴とは、刑事裁判の中で、その証拠を利用して、損害賠償額の認定の裁判も一緒に行ってしまおうという制度です。
これによって、被告人には、刑事・民事両面の責任を同一の裁判手続において、迅速に認定することが可能となります。
これまで、裁判官の前で巧言を並べ立て、誠意の乏しい被告人が相当数いましたが、この制度が実現すれば、その被告人のとりうる責任がより明白にされ、より適切な刑事裁判も実現するかもしれません。
責任の取り方は恋愛関係においてもかわらないかもしれません。
男が女に対して、不愉快な思いをさせてしまった、この場合、経緯はどうあれ、男はまず言い訳や反論をせずに、誠実に謝るべきだと思います。
謝っただけで関係を修復できれば、それにこしたことはありませんが、それでも関係を修復できない場合、男の側から関係を修復すべく現実の行動に出る必要があるでしょう。
女性側は不愉快な思いをさせられたことに対する不信感を抱いています。この不信感を解消すべく、特別のプレゼントをするなり、心をこめたメールを送信するなり、具体的な関係回復の手段を講じる必要があると思います。
何でそこまで・・と思いたくなりますが、相手が本当に大切な存在ならそんな努力など造作もないことですし、本当にそんな努力をする気も起こらないなら、相手のことをそんなに大切に思っていないことを示す大きな事情ではないでしょうか?
恋愛関係はどうしても、男の側からの申し出で始まることが多いですし、男の側に余裕・キャパシティーが大きい場合が多いので、多少のことがあっても、男が大切な女性を支えていくという意識が大事だと思います。
ところで、責任の取り方について、一昨日、最高裁が憲法判断を回避するのは、「最高裁判所裁判例」の権威にふさわしい裁判例にすべくその判断対象・内容を十二分に吟味した結果で、責任を回避しようとした行動ではないという記事を書きました。
恋愛関係においても、男の立場において、大切な女性のために責任を持つために、あえて腰を引く場面もあります。
お金に余裕がない場合には、あまり高級なお店や買い物には誘わない。
体力に余裕がない場合にはドライブや遠方のデートやホテルには誘わない。
感想が明らかに対立しそうな映画には誘わない。
総合的に力不足だと感じた場合には、いくら愛していてもプロポーズしない。
いろんな形があると思いますし、無理してよりひどい結果を生むよりはよっぽど責任をとった判断だと思います。
女性の側から見れば、不満かもしれませんが、女性にぬか喜びをさせて、より残酷な結果を招かないためにも、多少の不満をかっても、引くべきところはひくこともまた、大事な責任の取り方だと思います。
社会生活においてはもちろん、仕事においても、恋愛においても、責任をとれないような関係は持つべきではないですし、逆に自分がこれぞと思った仕事や恋人に対しては、とるべき責任はきっちりととるべきだと思います。
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