アイディアと回転
幼稚園のころにゲームウォッチが流行った私の世代は、進級していくにつれて、ファミコン・スーパーファミコン・プレーステーション・DSと、ゲーム技術がどんどん発展していきました。
しかし、ここ数年はオンラインと組み合わせる程度で、大きな進展はありません。
ゲーム業界の発展は、既にほぼ到達点にあり、ここからさらに大きな飛躍は望めない状態なのでしょう。
だからといって、ゲーム業界がこれから廃れていくというわけではありません。
ゲーム技術の発展でユーザーをあっと驚かせることは今後なかなか困難でしょうが、ちょっとしたアイディアをゲーム化し、多数のユーザーを楽しめることは可能です。
まさに、最近のゲームは比較的単純なルールの中で、気軽に楽しめるちょっとしたアイディアを具現化したものが多いと感じます。
もちろん、ちょっとしたアイディアなので1本当たれば将来安泰というわけではなく、比較的短いスパンで、どんどん新しいヒット作品を出し、回転させていく必要があります。
ゲームを作るのもプレーするのもオタクのやることと思われていた時期もありますが、ゲーム自体が単純化することにより、ユーザー層は圧倒的に広まります。
普段ゲームをしない人も、試しにちょっと最近の人気ゲームをしてみるとはまるかもしれませんし、ゲーム業界に関わるとは考えもしなかった人が、ゲーム開発に携わって活躍していくケースも増えていくのではないでしょうか。
技術は頭打ちでも、アイディアと回転でファン層を増やしていく、これからのゲーム業界の趨勢は、他の業界も大いに参考になるのではないかと思います。
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