2019年4月24日 (水曜日)

現代流アメとムチ

人材不足の今の時代、自分の組織にいるメンバーを育てるのが絶対原則です。そこで、育成担当を任命し、一生懸命鍛えるのですが、あまり行き過ぎるとすぐにメンバーはやめてしまいます。かといって、ぬるい指導ではメンバーはあまり育ちません。
そこで、組織内でアメとムチの使い分けが大事になります。指導の場面では厳しく、それ以外の場面ではゆるやかに、メリハリをつけて指導するのが良いと言われています。このアメとムチの制度設計をするうえで、ムチは指導担当で良いかもしれませんが、アメを誰がどう提供するかは考えものです。
ここで、組織のトップはいつもニコニコして、メンバーに感謝の気持ちを込めながら握手するのが正しい姿だとよく言われます。そうすると、指導担当は厳しくして、トップがメンタル面をフォローするのが良い構成に思います。私が今まで色々な業種を見てきた中で、指導担当が×をつけた人を、トップが排除するという構図をとっている組織は例外なく空気が悪かったように思います。指導担当の仕事はメンバーの優劣をつけることではなく、組織を支える優秀な人材の育成です。それが、「使える奴だけ使う」という意識のもと、自分の目には叶わない者を「組織に不要」と」査定し、組織のトップがこれを言い渡すような組織ははっきり言って、どこかおかしいです。
あるメンバーを指導する中間管理職はもちろん、その対象を良くも悪くも評価してよいのですが、悪く評価して組織から追い出す、という視点を持ってしまうと、その組織は機能しなくなります。良い人にはより中核的な業務の機会を与え、悪い人にはより基本的な業務機会を与える、というのがスタンダードのはずです。そして、良い人も、悪い人も、組織に貢献している事実は間違いないのですから、その大小に関わらず、トップが笑顔で感謝の意を伝えると、さらに頑張ろうという意欲をかきたて、組織をより良い方向に導けるでしょう。指導担当は原則厳しくてよく、ただ、それが原因でメンバーが悩むようなタイミングで、組織のトップが感謝の意を示しつつ必要性を説くことが現代的に有効なのです。

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2019年4月17日 (水曜日)

ネットで操作する側に求められるもの

おそらく電波が通じる場所であれば、人は車などあらゆる電子機器を遠隔操作で操ることができるでしょう。これが何を意味するのか。道徳観の乏しい犯罪者がコントローラを握ると、自身は安全な場所から大量殺人を実行するおそれがあります。逆に正しい教育を受けた人は、高齢者ドライバーの運転や故障などによる不慮の事故をなくそうと、安全に使う方法を考えるでしょう。このように、大きな力をもつ機械が遠隔操作できることは、操作者のモラル次第で天国にも地獄にもなります。
「人」も一定程度はネットで操作されます。自分で判断できない人がクチコミやネット掲示板情報を参考に動くように、ネットで情報を流すことにより、ある程度の人は動かすことが可能です。ここで、虚偽の情報をネットで流して他人の動きを操作する輩が現れれば地獄ですし、無知な人間を不慮の事故から救えるよう導く人が操作を担当すれば天国にもなるでしょう。
世の中には、震災被害に遭った際に、全員一致団結して頑張ろうという国家と、戦争被害に遭った際に、年十年もしつこく賠償!謝罪!と言い続ける国家とがあります。もちろん、震災被害と戦争被害とは同列には並べられないものですが、どちらの国家が天国でどちらが地獄であるかは一目瞭然でしょう。
ネットで様々なものを動かせるこの時代、動かす人が高い意識を持たなければ世の中は絶対に豊かになりません。「令和」が美しい心で文化をつむいでいくという意味があることも、この事を意識しているはずです。目先の欲にとらわれず、謙虚に、道徳高く生きていく意識をもつことが、現代を豊かに過ごすうえでh不可欠なのでしょう。

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2019年4月10日 (水曜日)

結果オーライと受け止める

目標達成に向けて計画を立て、その通りに達成したら格好いいです。しかし、現実にはそううまくはいきません。しかし、思った通りに物事が進まなかったからといって悲観する必要は全くありません。
思うように物事が進まなかった場合、まずはなぜそうなったか反省会を開いてみましょう。それで、自分の未熟な点や、新しい発見が得られればその失敗には得るものが多かったということになります。
それは別にしたとしても、物事には絶対的に良いという状態はあまりなく、それぞれ良い面、悪い面があります。それを考えてみると、もともと思い描いたシナリオよりも得になった面は必ずあるはずです。それを結果オーライと、喜んでみましょう。些細なことで失敗したと自分を追い詰めるよりもよっぽどポジティブな気持ちになれるでしょう。
現代は様々な情報が複雑に錯綜しており、これを単純化して流れを支配することは困難です。だからこそ、1つ1つの小さな失敗から少しずつ経験則を溜めていくことと、前向きな気持ちを維持することがセオリーになるでしょう。謙虚な人は反省はできます、しかし、反省しすぎると前向きな気持ちを失いがちです。悪い面ばかり見て改善策を探すことも大事ですが、良い面を探して「結果オーライだ」と、前向きな気持ちをつないでいくこともとても大事な戦略だと思います。

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2019年4月 3日 (水曜日)

他人の思考を理解してから手を打つ

プレゼンで一番気を使うのが、自分が話している最中の聞き手の様子です。プレゼンは事前に完璧な準備をすればそれを吐き出すだけ、というわけにはいかず、退屈している人の有無や、相槌のタイミングなど些細な様子から聞き手の理解度がわかり、それをふまえてより良いプレゼンに工夫をすることが肝要だからです。
日常の会話でも、「~に決まっている」「あの人感覚ずれている」などというような人は非常に扱いずらいです。他人の意見は黙ってしっかり聞き、同意する部分はきちんと同意することを表明してから、反対する部分について自分を意見を言うのが普通のやり方で、こうしなければ、少なくとも楽しい会話のやりとりは成立しません。
2つのシチュエーションに共通するのは、表現に絶対はなく、他人の理解度や考えを理解したうえで、より良い表現方法を模索しないと、うまく伝わらないということです。これは、コミュニケーションが重視される現代において特に気をつけるべきポイントです。「なんでもざっばらんに喋る人」は一見、コミュニケーションが良さそうですが、それと、周囲に意見が伝わるかは別物です。それならば「なんでもざっくばらんに喋れる人」、すなわち聞き上手の方が得です。周囲の意見を理解して、それをふまえて、自分の表現の練習を積めばきっと素晴らしい話し手になれるでしょう。
話す情報量は多い方が相手に伝わりやすいかもしれませんが、それよりも、話し方の方が大きなウェートを占めます。そうした中では、しっかり周囲の理解度を把握してからベストな表現方法を考える、という観点を決して忘れてはならないでしょう。

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2019年3月27日 (水曜日)

戦い続ける意思

どの世界でも、ナンバーワンになるのは、勝ち続ける人です。勝負事なのだから全部は勝てないよ、時々負けるよ、と思う人はその時点で二流で、絶対にナンバーワンになることはできません。勝ち続けるためにはストイックに努力し、最善を尽くし続けなければいけません。それが窮屈だからナンバーワンは目指さないという生き方もあります。私もこの考えには共感します。
勝ち続けるために最善を尽くし続けることは放棄しますが、成功者になりたいという思いは捨てられません。では、どうすればよいでしょう。勝ち続ける人以外が2位以下になるのであれば、2位を目指すことはできそうです。全部勝たなくても要所を締めて効率よくのし上がればよいのです。効率の良い戦い方は置かれた環境に依るので一概には言えませんが、成功するために戦い続ける意思さえあれば、100勝1敗の猛者をしのいでナンバー2になることは可能なはずです。
ナンバーワンになる勝ち続ける人は、若い頃からストイックに努力し、成功への最短距離をひたすら突き進んでいます。これは、自分で気づいたものではなく、おそらく周囲に教えられた考えでしょう。そうした考えを教えてくれる師匠に出会わなかったという点で、その他多くはもとよりナンバーワンになるチャンスはなかったのかもしれません。
しかし、勝ち続ける意思は自分の気持ち1つで持ち続けられます。これを持ち続ければナンバーワンにはなれなくても、必ず成功者の域に達することができるでしょう。最近では、周囲がびっくりする大きな成果を成し遂げる人が増えているように感じますが、我々凡人はそうしたトップを走り続ける人を参考にしてはいけません。勝ち続ける人は無視し、その下に位置づけられるよう走り続ける意思を持つことが現代的には合理的な戦略なのだろうと思います。

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2019年3月20日 (水曜日)

期限を把握せよ

任された仕事をこなす能力があっても、期限に遅れれば良い評価は絶対に得られません。期限遵守は現代では仕事完了の1つの必須要件です。ですので、契約等では必ず業務の期限を定めます。
これに対し、口頭での仕事の約束では、期限を逐一決めることは多くないです。そのため、受けた側は決して放置したわけではなく、やる日を決めていたにも関わらず、任せた側の希望する期限に間に合わずに「放置された」という評価を受けることがしばしばあります。これは大変もったいないことで、避ける必要があります。
そこで、期限を確認することが大事なのですが、口頭の約束で逐一すべてに期限を確認していると大変ですし、相手にも疎んじられるかもしれません。そこで、自然な会話の中で相手の考える期限をおおよそ把握することが大事になります。少なくとも急ぎなのかゆっくりなのかくらいはわかると思いますので、急ぎの仕事は優先でやるという優先順位づけが可能になります。相手の求める期限が幅でしかわからず詳細を知る必要がある場合に限り、率直に期限を尋ねれば相手を不快にさせることなく適切な期限を把握することができるでしょう。
もちろんよくわからなければ、期限を聞いた方がよいのですが、そこに、「相手に余計な手間をかけさせない」という配慮ができると、現代的にはより良いコミュニケーションになると思います。

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2019年3月13日 (水曜日)

本当に欲しい部下

中間管理職にとって本当に欲しい部下とは何でしょうか?周囲とコミュニケーションがしっかりとれて与えられた仕事はきっちりこなせる人?そうした人がいれば管理職はかなり楽にはなります。しかし、答えをすぐに他人に求める人は成長しにくいのが現実です。
中長期的に見れば、「勝手に成長する人」がいると管理職には嬉しい誤算が相次ぎます。与えられたミッションは早く進むうえ、評価はあがり、さらにそのチームに入りたい人も増えていくからです。
こうした「勝手に成長する人」はどうすれば育成できるかを考えると、こうした人は1つの問題を自力で考え抜く傾向があります。他人に頼らず、自分の実力で考え抜くから成長するのかもしれません。しかし、これは短期的にはチームに不利益で、チームの成果にはなかなかつながりにくいです。
このように、周囲に答えを求めてすぐに解決できる人、自分で抱え込んで自分の成長につなげる人など様々いる中で、管理職が考えるべきは、自分の基準で評価、仕事の配分をするのではなく、それぞれを伸ばすということでしょう。こうした多様な人材を抱えることは面倒ではあるものの、同じような人ばかり抱えるよりはずっと将来は明るいです。目先の仕事の結論を出すことはもちろん重要ですが、さらに伸びる人を伸ばして育成の成果もあげることができれば、中長期的にさらに仲間が増えていくでしょう。現代的には、本当に管理職が求める部下、チームとは目先の成果を効率よくあげる器用な人材ばかりではなく、扱いに困る人も含めた多様なチームなのだと思います。

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2019年3月 6日 (水曜日)

対策を打てる間に情報入手を

「癌による死亡者数が増えている」これは数字上間違いのない事実のようです。しかし、このことから「癌になる可能性が高まっている」と考えることはできません。高齢化が進み、癌以外の死因が減少したことに伴い、必然的に癌になるまで生きられる人が増えたにすぎません。というわけで、「癌による死亡者数が増えている」からといって特段、癌の対策をするよりは、その他の解決し得る死因を確実につぶしていくことが長生きのコツです。
これは情報の捉え方の重要性を説く際に例として挙げられるものですが、癌を回避するのを目的とするならば、身体に違和感がなくともこまめに癌検診を受け、早期発見を徹底することです。手遅れになる前に癌に気づくことができれば、その情報はプライスレスで、もったいないとか言うのではなく何度も何度も検診を受けるのが、癌を回避する最善策になります。
このように、現代では、早く適切な情報を得ることができれば、リスクに対して対策を打つことができます。このような情報は高い対価を支払うに値するもので、積極的に求めていくことが、この時代を勝ち抜くカギとなります。
大事なことは、情報を得るタイミング次第では、その価値は無限大にもゼロにもなり得ることに留意しつつ、しかし、目的に照らして適切な情報を入手しなければならないことです。早く入手しなければと焦って、簡単に入手できる情報に走っても意味がありませんし、慎重に丁寧に収集しても意味がなくなるおそれがあります。
ここのバランス感覚はいくつか場数を踏まなければなかなか得られないかもしれません。まずは身近な目標について、それを確実に成功させるために、いつどのような情報を得なければならないか考えてみると、このトレーニングになるのではないかと思います。

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2019年2月27日 (水曜日)

必要な情報を見極めろ

失敗したミッションの反省会をしていて、「こういう情報があったら」とか、「この情報をもっと重視していたら」と思うのはよくあることです。現代の勝負は間違いなく情報戦ですが、その情報は既に保有していたり、簡単に入手できることが多いのです。
情報は金を払えば代行入手してくれる会社はありますが、どの情報が有益かを教えてくれる会社はありません(コンサルタントはこれに類した活動をする事がありあますが、個人の勘の域を出るものではありません)。ですので、いかに必要な情報を見極めるかが現代的には大事なスキルになります。
ではどうすればこのスキルを得られるでしょうか。いろいろ方法はあるかと思いますが、私は、どうでもいい勝負で、いろいろ考えて、いろいろ試して、結果的に負けることでこれを得ています。絶対に勝たなければいけない勝負では、最善策のセオリー固めでガチガチにいくのではなく、いろんな可能性や仮説を考えながら実験を繰り返し、失敗原因から正しい情報を推測する方法を取るのです。将棋の羽生さんも、常に自分の得意な戦型ではなく、日々いろいろ試すことが大事だと言っていますし、プロ野球チームもシーズンは長いので、常にベストメンバーではなく、若手を試しながら1年を乗り切ります。
こうした実験は、できる場面とできない場面とがあります。あまり欲張りにはならずに、「本当に絶対に勝ちたい勝負」以外は思い切って捨てて、「本当に絶対に勝ちたい勝負」に勝つために投資するのが現代的にセオリーとなる戦略なのだろうと思います。

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2019年2月20日 (水曜日)

情報に糸目をつけるな

現代においては、情報入手がライバルに差をつける最大のポイントです。製品やサービスの圧倒的な差別化は今の時代困難で、五十歩百歩の差であれば需要者はアクセス容易な方を購入することが多いでしょう。
情報はネットで簡単に得られる場合もありますが、タイムリーなものでなければ意味がありません。ネットで無料公開されている情報は既に時期遅れのものであることも多く、最新の情報を入手する選択肢は絶対に外してはなりません。そこで問題となるのがどこまで情報に投資するか。まず、情報の信用性がどれだけ担保されているかは絶対に確認する必要があります。その上で、情報には様々なまとめ方の切り口や入手経路があります。タイムリーであることの他に、というか広義の意味でタイムリーであるために、どのような切り口で集められ、まとめられた情報であるかは自分で確認し、できれば入手先に指定すべきです。
コストをかけて取る情報である以上、使えなければ意味がなく、ただコストをかけただけでは使える情報が提供されるかはわかりません。ここで、使える情報かわからないから敬遠するのではなく、情報元と意見交換し、できる限り自分の欲しい情報入手を打診してそれに対価を惜しまないことが戦略として不可避です。
私はどしても保守的なので、情報の入手に対価を払うことも、情報を入手して勝負に出ることも避けがちで、周囲からよく損をしていると言われてきましたが、経営の勉強をし始めてからはようやくこのことがわかってきました。
情報に出費を惜しまず、有用な情報を活用して一気に成功を収めてしまう、その意識が現代には非常に重要なのです。

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