仕掛けるタイミング
逆転を目指すにはどこかで勝負の一手を放つ必要がありますが、これはいつ放ってもいいというわけではなく、早く放つべきものでもありません。自分の調子の波長と合ったタイミング、相手に効果的なタイミングで放つ必要があります。
では、そのタイミングをどう計算すればよいでしょうか。ただ待っててタイミングが訪れることもあるかもしれませんが、おそらく効果的なタイミングは自ら創り出すよう布石を用意するべきです。
サッカーでは切り札選手の交代出場は、大抵後半30分ころ、大差で負けている試合ではもう少し早いタイミングに集中します。これはただ何となく残り時間のバランスを考えているのではなく、大差で負けている試合では後半頭から、拮抗している試合では後半の中盤から、相手の特定の選手や相手陣の特定のエリアに揺さぶりをかけて、そこに負担をかけたり、注意を向けさせてから、切り札選手を投入するという布石が投じられているのです。
自分の切り札が何かは自分がよく知っています。それを出きる限り相手に悟られないようにしながら、かつ、相手に効果的にするにはどう工夫すればよいか考えて、ベストタイミングでカードを切るべきです。負けている状態ではなかなか落ち着いた判断は難しいですが、本当に逆転したければ、この点をきちんと意識して機を図ることが大事です。
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