交渉相手から同胞へのシフト
組織を立ち上げるときはとにかくまず人を集めます。よほどのカリスマでない限り、いきなり優秀な人材を集めるのは困難ですので、最初は言われたことを最低限やってくれる受動的な人ばかりになるでしょう。
こうした人とはまだ心の底で理解しあえていないため、いかに仕事をさせる、断るの交渉相手の意味合いが強く、組織のトップには、うまく交渉して仕事をさせるスキルが求められます。
その後、組織が発展期に入ってくると、構成員にやってもらう仕事は増え、スピードも要求されるようになります。まずい組織のトップはこの段階でも構成員を交渉相手と見て、いかに仕事をさせるかばかり考えます。
そうではなく、発展期に入ると、一緒に過ごした時間も積み重なりましたし、組織を発展させる喜びを共有できるはずです。ですので、この段階では、構成員を交渉相手と見るのではなく、夢を語り合い、同胞として共通の目的に向かって歩んでいくのが望ましいです。
最初からそうした仲間をみつけるのが困難なため、組織設立の初期は交渉で人を動かしますが、組織を伸ばしていくためには、このように目的を共有できる同胞を増やしていく必要があります。
この組織構築の根本を捉え違えると、いくら頑張ってもなかなか組織が成長しないという状態に陥ってしまいがちです。
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