2019年8月23日 (金曜日)

アバウトな旅行

先日の名古屋旅行など、私は時々、あまりがっちりスケジュールを定めないで旅行に出かけることがあります。仕事の出張であればばっちりスケジュールを固め、場合によってはアクシデントがあった場合の予備のスケジュールまで固めて臨むのですが、あまり予定を固めないのには理由があります。旅の自由度を確保する意図もありますが、細かいところを定めないことにより、現場で細かい問題がちょこちょこ発生し、それを現場であれこれ考えて対応することで、個の成長につなげる狙いです。
息子と一緒に出掛ける時は特にそうしており、問題に当たった時に解決策を考えてもらい、良い解決策であれば褒め、問題を解決できない策であればどこがどう問題なのかを説明することで、成長につながてもらいたいと思っています。
順調な状態ではあまり経験は積めず、むしろそれが普通だと誤解してしまうと大変です。そうではなくて、あえて波乱万丈な状態をセッティングし、経験を積むというやり方は、リスクのとれない場面では採用できませんが、リスクを被ってもよい場面では積極的に採用し、そうした場面を楽しむ意識が、個の成長のためには大事なのかと思います。

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2019年8月16日 (金曜日)

「本番」に向かう条件を把握して対応せよ

一定の地位にあがった人はいろんな場面でスピーチを求められます。聴衆もあまり真剣に聞いていないスピーチが多いといえども、これを無難に成功させるか、失敗するかは、その場にいた人たちとの今後の人間関係を左右する大事な問題です。「台本を用意し、その通り読めばよい」などと思っていてはとんでもないしっぺ返しを受けるリスクがあります。
ここで、スピーチは、ある「カタチ」を再現すればよいものではありません。聞き手にはいろいろな層が想定されますし、話し手の側にも、会の重苦しくさとか、序盤か後半だとか、ジョークが求められる場面だとか、様々な環境が想定されます。残念ながら、うまくスピーチしている人でもこうした外部環境を適切に認識して対応している人は少ないのではないでしょうか。
スピーチを求められる人は、多くの場合、過去により小さな場面でスピーチを求められ、そこで実経験以上のことを学び、次のスピーチの機会に生かしているのだと思います。この考え方は、スピーチに限らず、様々な目標で応用できるのではないでしょうか。
目標を達成するうえで、絶対に越えなければいけない局面を「本番」と呼ぶとして、そこにたどりついた時点での状況は一定ではありません。相手や仲間が違えば当然アプローチは異なりますし、自身の体調や心理状態次第で同じハードルであっても難易度は大きく異なることがあります。しあkし、絶対に越えなければならないのであれば、どんな条件であっても越えるしかありません。すべてに条件下でトレーニングを事前に積むことは不可能ですが、似たような局面を経験しておくことで、多少の状況の変化があっても対応できるコツをつかむことはできるのだと思います。「本番」前にこうしたコツをつかみ、「本番」の条件を把握してしっかり考えて行動すればどんな条件であっても乗り越えられるはずです。個の成長とは、「本番」前にいかにこのコツをつかむかなのかもしれません。

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2019年8月 9日 (金曜日)

時間を限ってやってみる

難しい仕事をする際には、タイムマネジメントを駆使して、これをじっくりこなせるよう十分な時間を確保します。時間に追われて余計なミスをしてしまうのを回避し、調べものなど、丁寧な仕事を完遂するための時間を確保するのです。
しかし、個の成長の観点から考えると、あえて、「時間を限って」やってみることも時に有効です。もちろん、ただ仕事を早くするだけなら簡単ですが、「正確な仕事を」早くするのは相当な難題で、十分な時間がある場合に比べて相当高いハードルになります。たとえば、わからない、あるいは知識があいまいな場合、仕事ではネットなどで正確な情報を確認して進めるのがセオリーです。しかし、時間が限られていると、それをする時間がなく、正確な知識の重要性を痛感することができます。また、時間が限られていると作業効率を考えて作業を進めざるをえません。その過程で、自分が自然とやってしまうやり方の無駄に気づいたり、より効率の高い手法に気付くこともできるでしょう。
このように、時間を限って物事に取り組むことで、自分の甘い部分がはっきり認識できて、その先、この課題を解決する努力をする動機づけにつなげることが大きな成果となります。十分な時間を確保して丁寧な仕事を遂行する意識は不可欠ですが、もう1歩進んで、より早くより正確にするために何が必要かしっかり考えてみることが、より高みを目指すためにとても貴重な機会となるでしょう。

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2019年8月 2日 (金曜日)

100点を目指すのではなくて・・

個の成長は、努力自体は自分の世界で集中してやるものですが、成長のための機会をもらえるかどうかで効率が全然異なります。今日はその成長のための機会を得るにはどうすればよいかをまとめます。
成長の機会を得るには良い成果をあげて周囲に認められることが大事です。とはいえ、必ずしも背伸びして100点満点を目指す必要はありません。背伸びして100点満点の成果をあげると、次のチャンスはもらえると思いますが、その次のチャンスで良い成果をあげられないとその相手とは縁がなくなってしまうおそれがあります。
成長のための機会をもらうには、「たまにすごく良い仕事をする」よりも、「安定して納得のいく仕事をしてくれる」と思われる方が可能性が高いです。ですので、100点満点を目指すのではなく、自分の実力が80点相当であれば、安定して80点の成果をあげうように心がけるべきです。そのためには、100%できることは100%クリアする、できないことは潔く周囲にやり方を聞くか任せる、その中間の仕事を一生懸命粘って頑張ってできる限り良い成果をあげる、このメリハリを通じて、自分が少し力が足りない分野での経験を積みながら、周囲の信頼も得ることが大事です。
どうしても周囲の信頼を得ようとすると方に力が入って力みがちになりますが、「自分の力はこんなもん」と考えるレベルの少し上の水準を地道に目指していくことが、成長の機会を周囲からもらい、効率よく成長するための実は近道になります。

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2019年7月26日 (金曜日)

「不安」はチャンス

自分が臆病になったのか、最近ちょっとしたハードルでも「ちゃんとできるだろうか」と不安になります。この瞬間は結構な苦痛で時に悪夢というかたちで睡眠まで害してきます。しかし、謙虚に取り組めば多くのハードルは乗り越えられます。この瞬間は自信になります。
個の成長は、「ハードルを乗り越える」→「自信を持つ」→「さらに高いハードルを探す」の繰り返しです。ここで、「不安になる」というフェーズは「自信を持つ」というフェーズと相反するように見えますが、「不安になる」→「謙虚にハードルに取り組む」というステップが「ハードルを乗り越える」の前に入ると、その成功可能性は高まり、好循環につながります。
意図的に不安になるのはあまり意味がありません。それでは謙虚になりきれないからです。そう考えると、自然とハードルの前で不安になる、足がすくむというのはチャンスです。その不安を受け入れて謙虚に丁寧に目標を目指せばきっと良い中間結果が得られ、その先にさらに高いステージが待っています。
「不安」はそのハードルを越えていく意味でも、自信を持って進んでいくうえでも邪魔な気持ちのように考えがちですが、そうではなく、成長スパイラルを促進する機会なのです。うまく活用して自身の自信につなげていくことが非常に大事なのだと思います。

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2019年7月19日 (金曜日)

気持ちを上げるには

少し前までここでは、「組織の成長」と「個の成長」の2つのカテゴリーで記事を書いていました。両者の違いは、後者が自分の気持ち1つでできるものであるのに対し、前者は組織の他のメンバーとの調整が必要な中で、その制限を最小化しながら成果を最大化することが課題になります。というわけで、個の成長は自分の気持ちをいかに高めるかが大事になります。
ここでも何度も記事にしている日曜日の過ごし方。ぐっすり昼寝をとった後の月曜日と、ばっちり活動して早めに布団に入った後の月曜日、パフォーマンスが高いのは圧倒的に後者です。気持ちというのは一度オフにするとすぐには上げられません。平日の疲れはあるかもしれませんが、それでも週末にスイッチを切ってしまうと、起動に時間がかかってしまうのです。そのため、体力回復は気持ちをきらすのではなく、気持ちを自分の趣味などの違う分野で紛らわせて体力だけ回復させるのがベストです。
個の成長は自分の成長意欲を維持するのが唯一の命題で、努力をやりすぎても、途中で気持ちを切らせても続けるのは困難です。「この目標は絶対に達成するんだ」という気持ちは絶対に切らすことなく、随所で必要な体力回復の場では気持ちだけ楽になれる、自分の趣味などの安住の地で体だけ楽にするメリハリが、継続的な個の成長のためには不可欠なのだろうと思います。

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2019年7月12日 (金曜日)

遠いゴールは見てはいけない

以前、ダイエットのコーナーで書きましたが、私は夏の間はタワーマンションの階段上り下りをしています。この上り、体力的には上階に行けばいくほどしんどいのですが、心理的には中層階が一番心折れそうになります。ゴールが近くなれば、あと少し頑張るという気持ちは起こりますが、ゴールが遠くまだまだ頑張らなければいけない時の方が、体力には余裕があっても、精神的にきついのです。
これは個の成長において応用できる情報を提供してくれます。マックスではない負荷がかかった状態で一定時間頑張るときは、終わりを考えず、目の前の1秒1秒に集中するのが得策です。負荷をかけるときはゴールを手前に設定して、瞬間的に出し切ることが大事です。
難しい(長く時間のかかる)仕事は朝のうちにやるのがよく、その主たる理由は集中力が午前中の方が高いからですが、これはすなわち、午後にやると集中力を維持すべき先の長さに心折れてしまうおそれがあるからともいえます。夏休みの宿題は早めにやるべきだというのも、タイムリミットを感じない夏休み前半と、タイムリミットに追われる夏休み後半とでは心理的負荷の大きさが異なるからです。
持続的な負荷のかかるとりくみでは、終わり間近以外はゴールを見ず、期限を意識することなく目の前の時間を精いっぱい活用することが、個の成長の心理的な負荷を軽減するセオリーなのかと思います。

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2019年7月 5日 (金曜日)

「旅をさせろ」とは?

かわいい子には旅をさせろ、としばしばいわれます。その意味も大体はわかっている人が多いと思うのですが、実際に「旅をさせろ」とはどのような意味かと問われると回答に苦慮する人も多いのではないでしょうか。もちろん好き勝手にさせろ、という意味ではありません。
私がたとえば自由に仕事ができるとしたらどんな仕事がしたいかと問われると、「やったことのない仕事を自分の裁量でやりたい」とおそらく言います。解法を知らない仕事をあれこれ自分考え抜いてやりにくことが自分の一番の成長になると思っているからです。
それならば、「旅をさせる」も同じことではないでしょうか。すべて未知の体験の中で自分で判断して、その失敗は自分が痛みを被る。これにより、世渡りをするうえで、確率的にあまりしない方がよいことや、確率的に当たりやすいメソッドを学んでいけます。
熟練して得意なことだけをするならば、周囲の評価も継続的に得られ、日々生きがいを感じながら生きられるでしょう。しかし、それではその分野の専門性競争に勝ち抜く必要が生じます。そこに自信がないのであれば、自分の不得手な分野に挑戦して能力の幅を広げた方が良いです。かわいい「子」がまだ未熟だと認識しているのであれば、既に知っている世界で好きにさせるのではなく、勝手を知らない世界で悪戦苦闘させるのが将来的に感覚や能力の幅を広げる手段となるでしょう。
未熟な人間は自他問わず、自分の知らない領域に放り込んでくれるのが、最初は恐怖であり、最後は感謝となるハッピーエンドの手法になります。大きく成長できるかはその先の本人の頑張り次第ですが、まずは本人の能力の幅を広げるべく、明らかに苦手なことであっても無茶振りしてみるのも本人の成長に資する大事なアドバイスになり得るでしょう。

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2019年6月28日 (金曜日)

個の成長は後回し

個の成長のコツは毎日できる事をコツコツ積み上げることです。しかし、そのために、人間関係の成長の機会。すなわち「つきあい」を犠牲にするのは得策ではありません。前者は空いた時間でできますが、後者は自分でコントロールできないからです。
多くの人はもちろんこのことはわかっています。しかし、無意識的にか、「この人たちとの関係はいつでも大丈夫」と考えてつきあいを後回しにすることは誰でもあると思います。そのつきあいが本当に、定期的に行われていて1回欠席しても大丈夫なようなものであればよいのですが、知らず知らずに自分が相手を軽視しすぎて、その会合でのつきあいの機会を逃すのであれば、個の成長のトレーニングは前後いずらしてそこに行くべきです。
個の成長を説くコンサルタントはいっぱいいますが、組織ではそれほど個の成長は重視されません。それは、組織のコミュニケーションの合間で行うべきものですし、本人がその気になれば合間の時間で十分だからです。個の領域で自分にストイックになるのはいいですが、それはあくまで個の領域内での話で、組織の中では組織内の現関係調整を重視すべきなのです。
成功した人の本でも、駆け出しの時に遊びに誘われて断ったことを公開するエピソードが散見されます。自分の努力はいつでもできるが、その人との付き合いは今しかないかもしれません。そのような気持ちで、一期一会を楽しみ、自分の鍛錬は空いた時間により苦しく行うのが、トータルで個の成長に必要なものを効率的に集める手法なのかと思います。

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2019年6月21日 (金曜日)

「後でできる」という考えは捨てよう

子どものころは宿題をやるタイミングは親が決めることが多いです。子どもなので「後回しにしてあわよくば逃げ切る」という浅はかなことを考えがちですし、宿題から逃げられないことを知っていても、時間管理はまだまだ未熟で、後でできると思っていたが想定外のことがあってできなくなった、ということはままあるため、親はできるタイミングで宿題を済ませてしまうよう指導します。
これに対し、大人になると、このようにやるべきことを実行するタイミングを指定されることはあまりありません。「あわよくば逃げ切る」などと甘い考えを持つ大人は少なく、時間管理もそこそこできるようになるからです。
しかし、それゆえ、今済ませてしまえるのにやるべきことを後回しする大人は多くいます。もちろん、スケジュールをすべて把握したうえで、後でできる、後でやった方が効率的だと判断してのことでしょう。たとえば大学の試験科目の講義に「出席しない学生」「出席してはいるが居眠りをしたり私語をする学生」はたくさんいます。そうした学生はそのタイミングで勉強しなくても、試験前に勉強すればよく、その方が効率的だと考えているのでしょう。
しかし、この考え方は、ハードルはクリアさえすればよいという考えに終始しており、個の成長の観点からは損しています。講義は1回しかなく、自習では得られないそこでしか吸収できないものが必ずあります。だから義務がなくても多くの学生は講義に出席するのです。こうして、講義の中でできる限りのことを吸収し、試験前に試験用の知識やスキルを補充し、余った時間はその他の活動に回す、この流れが、個の成長に不可欠なのです。
仕事にしても、トレーニングにしても、今できるなら今やってしまえば、将来別のやるべきことに費やす時間を貯金できます。効率は頭から外し、「後でできる」という発想を捨てて、今できることは今やってしまうことが、他人に強制されない大人の社会で成長レースをリードするために必要な心の持ちようだと思います。

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