2019年4月19日 (金曜日)

お酒と成長実感

私は最近はお酒は金曜夜~日曜昼までしか飲みません。仕事のパフォーマンスを意識してのことですが、それでも月曜日は不完全燃焼で、木曜・金曜になると、疲れやストレスとは裏腹に頭はよく動きます。私は平日の朝は欠かさず腹筋と5キロジョギングを行いますが、これも月曜日はしんどく、週末が近づくにつれて身体がよく動きます。
いずれも自身の成長のための修練。毎日同じ量の修練を積みながら、それに対する苦痛感・成長実感が異なるのは、成長プログラムを組み立てるうえで重要なポイントです。どうせ頑張るなら、できる限り苦痛を感じず、成長実感を感じながらやりたいものです。私の場合はお酒との関係が大事なようで、お酒を控えれば修練の苦痛感は低減され、成長実感も得られやすいですが、修練の積み重ねでストレスや疲れが溜まると、その解消にお酒が必要というわけです。
これは私のケースですが、誰にも、「大好きなものを控えた飢えた状態」が調子よく、しかしそれではもたないので大好きなものを時々楽しむ、という人は多いのえはないかと思います。これは、「飢えた良い状態」と「飢えていない悪い状態」をどう使いこなすかという問題かと思います。ここで、より負担のないストレス解消方法を考えれば、という提案があると思いますが、結局、そのストレス解消法に飢えている時が調子よく、そうでない時が調子悪いことになるのではないでしょうか。
どういう場合が調子よくて、どういう場合が調子悪いかは検証が必要ですが、おそらく大事な何かを断つことが、修練において良い感覚を得ることが多いのでしょう。こうなるとバランスの問題で、平日は仕事と自分がやりたい事の修練に努める、休日は自分へのご褒美をあげて力を蓄える、そのメリハリが、効率よく成長するうえでとても大事なのだと思います。

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2019年4月12日 (金曜日)

経験値の「溶けやすさ」

ゲームでは積み重ねた経験値が消えることはありません(セーブデータ自体が消えなければ)。しかし、我々が日々得る経験値は、しばらくしたら溶けてなくなってしまいます。しかし、同じ努力で得た経験値でも溶けやすさは違うように思います。
まず、一夜漬けで10時間頑張って積み重ねた経験値と、毎日30分ずつ20日かけて積み重ねた経験値、おそらく後者の方が溶けにくいでしょう。しかし、それは、前者は途中から集中力が散漫になるのに対し、30分なら集中力が違うからであり、集中の程度が溶けやすさに影響するのではないか、という意見も出てくるでしょう。また、意識的に努力していることと、無意識に毎日続けている試みとでは、前者の方が溶けにくく、頑張ることによって自分が何を得たいのか意識することが大事だという考えもあるでしょう。
これに対し、まとまった時間頑張った方が、細切れにやるよりも身につく、とか、あえて無意識に身体が動くようにトレーニングして頭ではなく身体にやり方を覚えさせる、という人もいるかもしれません。経験値の溶けやすさの違いは必ずありますが、これを何らかの特定のものさしで計るのは難しく、個人差があるような気がします。そうであれば、他人の成功談などは話半分に聞き、自分がどのような努力をして、どのような経験値を積み、それがどう減っていているのか、しっかり自分で把握することがまず大事です。
若い頃は我武者羅になんでも頑張ることの方が成長が早いのですが、社会人になると時間の制約が厳しく、思うように時間を投資することができません。そこで効率よく経験値を積み上げるためには、自分を知り、自分に合った「積み上げ方」を試行錯誤しながらうまく進めることがとても大事です。

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2019年4月 5日 (金曜日)

「楽にする」は悪手

チームでの仕事であれば、早く、要領よくやることが求められます。それにより、他のチームメンバーの余裕ができ、チーム全体での生産性向上を図れるからです。これにより余った時間が生じれば、他のメンバーが持て余した仕事を積極的に引き受けてチームの抱える仕事を減らす。 これらはチームに属する以上絶対守らなければならない遵守事項です。
しかし、自分の領域でやる仕事もこれと同様にやる必要はありません。むしろ真逆です。余った時間も投じてとことん考え抜いて、苦労することで、経験が積み重なります。チームメンバーに迷惑をかけるシチュエーションならこれはNGですが、自分自身の責任で動ける領域であれば、どんどん無駄な時間や労力を投じて新しい知識と経験則を得るのが、自身の成長につながります。
組織で行動するときは「効率性」が常に求められます。しかし、個の成長は真逆で、効率的にやっていてはうまく成長できず、時間と労力を費やしてとにかく苦労すべきです。ほとんどの人は社会人生活をサラリーパーソンから始めるので、徹底的にチームファーストの意識を強く持ちますが、自分が責任をもつ領域ではあえて楽にせず、とことん苦労するのが大事です。
個の領域で、「楽にできる方法を知りたい」と言う人が結構いますが、これは逆で、個の領域こそとことん苦労すべきです。組織の中では「楽にする」は必然手。しかし、個の領域であればこれは悪手になるジレンマがあり、ここはうまくやりこなすバランス感覚が大事なのだと思います。

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2019年3月29日 (金曜日)

選べる特権

イチロー選手の引退は、規定路線だったとはいえ寂しいニュースでした。そんなイチロー選手の引退会見の最後で述べられた言葉。「辛いこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然のこと。でも、エネルギーのある元気な時にそれに立ち向かっていく。人として重要なことなんじゃないかなって感じています。」内容はよくわかりますが、イチロー選手が言うからこそとてつもない重みがあります。
イチロー選手はこれまでずっと未知の領域に挑戦し続けてきました。この言葉は、挑戦する気持ちはあるが、体がついていかないことの苦悩を表現している一面があると思います。これは誰にでも訪れる残酷な時間です。我々を何を目指すにせよ、必ず、「気持ちはあっても体がついていかない時期」が訪れます。その時になってから後悔しては遅いのです。
辛い局面で逃げることは決して恥ずべきことではありません。人には与えられた資源が有限である以上、退く判断もバランスよく選択していかなければ継続的な成長は望めません。逃げるのも戦略の1つであることは間違いありません。しかし、逃げないという選択肢は今しかないかもしれないのです。
私は、40になっても、あえて得意分野ではなく、不得手な分野でスキルを広げようとしています。なぜそうしたかを自問自答したことはありませんが、「もう少し年をとったらもうチャレンジはできなくなる」という思いは確実にあったと思います。目先の利益ではなく、人生100年時代を見越してできるところまで自分の成長に投資すべきだ、というのが自分でこう書いてみてもしっくりきます。
逃げるのも戦略ですが、逃げない選択肢があることを機会と思うのも大事。今しかできないかもしれないことは今絶対するんだ、という気持ちをかきたてるためにも、イチロー選手の言葉は個の成長のためにとても重要な視点を提供してくれるものです。

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2019年3月22日 (金曜日)

軸を拡張せよ

資料を見せられて、一通り説明を受けて、その範囲で概要を理解するのは難しくありません。しかし、目標は事案の理解ではなく、現状の打破である以上、何らかの解決策を導く必要がありますが、資料と説明だけから得られる内容では解決策までたどりつけないケースも多いです。
これは、資料を見せられて、一通り説明を受けただけでは事案の概要を十分に理解できていない事が原因です。もちろん相手は事案の概要全体を短時間で説明しようと頑張ってまとめてきたのでしょうが、受け取る側からすれば、端折られた説明では気づかない視点があり、説明と理解のギャップを生んでいるわけです。
そこで対策なのですが、このような場面で一通り説明を受けて、全部わかった気になるのはやめましょう。説明内容をふまえて、それを自分の理解で二次元に敷衍することはそんなに難しくないはずです。しかし、見逃した第3、あるいはそれ以上の次元軸にはその後気づくのは困難です。そこで、自分の理解は不十分だという認識のもとで、自分に見えない新たな軸の存在をあぶり出すのが、優秀な聞き手がなす仕事です。
これは弁護士を含む聞き商売だけの話ではありません。何か問題にあたって、自分で探れるヒントは探って、それを二次元に敷衍することまでは多くの人ができます。しかし、見えていない軸を探し当てて三次元的にイメージを膨らませる人は限られています。業務として頑張るにしても、個の成長のために頑張るにしても、この視点は欠かせません。見えないところに新しい活路を求めて、打開策と成長の機会を得るというのは文字上はセオリーですが、普通はなかなか実践困難です。しかし、これをはなから諦めず、見えない道の存在を探り当てる意識こそが、プロジェクトの成功のためにも、個の成長のためにも避けて通れない事なのかと思います。

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2019年3月15日 (金曜日)

産みの苦しみ

初めてやる仕事は誰もが苦労します。まさに産みの苦しみで、少しずつできる範囲を増やしていくことで人は成長していきます。
私はここが将来への自分の時間の投資ポイントだと考えたので、あえて得意分野ではなく不得意分野の仕事で勝負してこの苦しみを味わい続けていますが、個の成長の観点からは、この産みの苦しみが成長の糧になります。
自分の知っている活動に関しては、最初が一番しんどく、やがてどんどん負担は軽くなります。負担が軽くなるということは、収益率は上がりますが成長率は下がります。成長するためには苦労して新しい知識やノウハウを得る必要があり、そのために、それを得る機会が必要です。
生き残るために専門性が求められる時代で、どうしても得意分野で秀でようと、そちらの方向の機会を求めがちですが、時には全く新しい機会を求めて産みの苦しみを味わってみると意外に大きな成長が得られるかもしれません。

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2019年3月 8日 (金曜日)

周囲は気にするな

レギュラー候補が充実しているチームでは若手が育たないとよく言われます。そりゃ、頑張ればレギュラーになれる目のあるチームと、頑張っても報われない可能性が高いチームとでは若手のモチベーションは違うでしょう。
しかし、個の成長という観点で見れば、ライバルを気にしすぎるのはよくありません。レギュラー候補が充実しているということは良いお手本がたくさんいるということです。そうしたお手本と自分との差を測り、その差を埋める努力を続ければ、レギュラーのはなれなくとも、自分の実力はぐんとあがります。それでそのチームで出番がないならよそで成功すればいいじゃないですか。大事なことはそのチームでレギュラーになることではなく、自身が成功することのはずだからです。
同じように、周囲とのコミュニケーションが活発であればあるほど、付き合いが増えたりして、個人の努力がやりにくくなります。周囲は、頑張る人は基本的に応援してくれますが、自分に有益にならない人は無視または敵視する傾向があるため、個の成長に時間を割こうとすればするほど、周囲の意見は冷たくなってくるものです。こうした場合でも、バランスは考えながら、自分がやると決めたことは周囲の意見に関わらず、やりぬくことが、自分が求める成功に近づく選択肢になります。
ライバルとの差や周囲の意見はバランスよく自分の判断に取り入れなければなりません。しかし、こうした情報をベースに、自分はどう努力してどう成長したいか判断したら、その判断は周囲に左右されずに最後まで貫き通すべきなのです。

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2019年3月 1日 (金曜日)

早さよりも

仕事は当然早い方が周囲に喜ばれます。お客は当然のことながら、チーム仕事でもチームメイトの負担を軽くできるからです。そのため、とにかく仕事の早さを追求する人はどこの社会にもいます。
しかし、早さは、仕事の中の優先順位の中ではそれほど高くありません。正確性はもとより、様々な優先事項があります。今日の記事で私が取り上げたい要素は仕事の「深さ」です。仕事をただ早くするだけでは、そのアウトプットは平凡なものです。しかし、仕事を早く形に仕上げたうえで、残った時間を「深さ」の追求にあてると、周囲が驚く、付加価値のついたアウトプットを提示することができます。
「早さ」はあればいいな程度のもの、しかし、「正確性」は必須要件で、仕事の「オリジナリティ」は周囲に大きなインパクトを与える要素となります。仕事の深さを追求してオリジナリティを提示できると、相手の記憶に残り、次のチャンスにつながります。
これは、周囲の評価のみならず、個の成長にも寄与します。仕事の早さは、機械的な訓練で身につけられますが、仕事の深さを追求してオリジナリティを出すには、マニュアル遵守では足りず、局面局面で深く考えて試行錯誤する必要があります。これが、貴重な成長の機会となるわけです。
成長の意欲があっても、機会がなければどうしようもなく、機会を貪欲に求めることが大事だと何度か記事にしてきました。仕事が早く終わるというのは、この機会を追求する場面にあたります。早く終わったと安心するのではなく、そこから、仕事の深さを追求して、あれこれ試行錯誤して成長のヒントを得る、これを試みる視点を忘れてはならないと思います。

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2019年2月22日 (金曜日)

特定分野に注力せよ

向上心があると成長のためにやりたいことがたくさん見えて来ます。しかし、そのすべてに注力することはできません。中途半端な努力にはあまり意味がないので、こうした場合、注力する分野を絞る必要があります。
私も様々な分野に取り組んでいますが、弁護士に注力するとき、弁理士に注力するとき、公認会計士登録に向けて注力するとき、はきちんと分別して各分野の時期に集中して注力しています。
この基本原則は誰もがわかっていても、どうしても時間が余った際、もったいないので新しい分野に挑戦してみようと考えがちです。しかし、余った時間だけ中途半端に行う努力はやはり無意味で、要は大切な時間の浪費になってしまいます。
この問題を解決する方針は2つ。まずは、新しいことに取り組むにしても、それまでの自分の本筋とシナジーを生じるような隣接分野に取り組むこと。または、全く新しい分野に挑戦したら、途中で投げずに、結果が出るまで続けることです。
言い換えれば、既存の努力の幅を広げて幹を大きくするか、新規分野を本腰を入れて開拓にかかるかです。後者は多少リスキーなので、前者の方が選択しやすいでしょう。
というわけで、個の成長のためには、我武者羅になんでもやればよいというわけではなく、きちんと努力のポートフォリオを考えて設計すべきということ。私は根性論肯定派ですが、根性論を否定する人はこの点を強く意識しているのかと思います。

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2019年2月15日 (金曜日)

行間から学ぶ

我々が日頃目にしている本や新聞や雑誌。そこに明示的に書かれている内容を理解して学ぶことは、効率的に飛ばし読みしながら短時間で行うことができます。しかし、せっかくお金をかけて買ったのに、そのような表面的な理解で満足するのはもったいないです。
これらの書物には、筆者が想いを集約したエッセンスのみが記されており、当然、その背景にはその何倍もの前提があります。そこまで理解できると、筆者の想いをより正確に理解でき、自らの将来の糧にしていく幅が広がります。しかし、これが難しいため放棄し、表面的な理解で満足してしまう人が多いのが現実です。
もし、その本が筆者の講演会であり、質疑応答タイムがあればいろいろ質問したいことがあるはずです。本や新聞の内容に対しては筆者への質問はできませんが、①内容を読んで疑問点を洗い出す②目の前に筆者がいると仮定して質問を書き出す③質問に対する仮説の回答を想定する④その仮説の成否を検証する、この4ステップを踏めば、明示的には書かれていないけれども行間を読んで、自らの成長の有意義な情報を引き出すことができるかもしれません。
私も、小さい頃から読書感想文が大の苦手で、行間を読むのは得意ではありませんが、せっかく買った本や新聞。行間を読む努力を試みて、そのスキルを鍛えて、読書にあてる費用や時間以上のリターンを安定して得られるよう精進したいと思います。

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