2014年8月17日 (日曜日)

アギーレ監督に与えられた思わぬハンデ

サッカー日本代表の新監督アギーレ氏が本格的に始動しましたが、報道を見るとなぜか最初から既に否定的なものが多いです。
その要因をたどると、
①日本サッカー協会が、ブラジルW杯の検証をしないまま監督人事を進めたため
②ザッケローニ監督が、W杯に向けて、Jリーグで調子の良い選手を新たに招集することをしなかったため、改めてメディアの注目選手をプッシュするため
という本人とは関係のない理由が浮かび上がってきます。
その心情はわからなくはないですが、①は前回W杯終了後、監督人事で後手を踏んだ反省の現れでしょうし、②も大会前に新しい選手を1から入れるリスクがあることを考えると間違った判断ではありません。
したがって、今、アギーレ新監督に大してマイナスな報道がなされているのは、本人に関しない、かつ、本質的に間違ったことではない点によるものなのです。
そう考えると、仕事をする前からこのようなおかしな要因でケチをつけられているわけで、大変なハンデだと感じます。
私が懸念するのは、アジアカップで結果がでなければすぐに解任論が噴出しないかということ。
サッカー代表は、調子の悪い時期を経て、その時期に試行錯誤して成長した新しい姿を見せるという事を繰り返してきました。
低迷期なくして成長はないのです。そのため、この長い4年間の中のどこかで低迷期は必ず来るし、必要です。
その時、安易な解任論や、人気投票的な選手起用、一貫しない場当たり的な強化策が行われればそれ自体が大きなロスになってしまいます。
まずは、アジアカップ、アジア予選前半での動向をしっかり見届けましょう。大切な価値観は4年後ロシアで勝つこと。そのために、周囲が「負の遺産」に対して過剰な反応をしないことを祈ってやみません。

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2014年6月26日 (木曜日)

民放のサッカー放送のあり方を再考する

民放のサッカー報道のあり方がひどいと、あちこちで叩かれています。
例えば今朝のコロンビア戦。実況はファールでもなんでもない場合でも、接触して日本選手が倒れれば「倒された~審判の笛はない、何故だ!」と連呼し、解説はまるでサッカー観戦者かのように感情的な発言を連発。
サッカー関連の報道番組は、誰もが知っている当たり前の情報と、紋切り型の応援を繰り返すばかり。時々、過去のデータを持ち出したかと思えば、(おそらく視聴者にデータの誤りを指摘されて)数分後に訂正するケースも目立ってきました。
一言で言えば、報道が「陳腐」になっているのです。
その理由はおそらく、サッカーの視聴率を上げるため、「サッカーをあまり知らない層」をターゲットとし、「日本代表の勝利を期待し、応援する」という固まった方向へ導こうとしているからです。
このように目的を硬直化してしまうと、報道内容は極めて平易になってしまい、対象の層の裾野が広いため、同じ内容を、時間帯を変えて繰り返し繰り返し報道せざるをえなくなります。
しかし、この考えには、「サッカーファンは当然サッカーを観る」ということを前提としており、そこに傲慢があります。
Jリーグ発足から20年以上。今、日本には相当多数のサッカー通がおり、こうした方々にとっては民放の報道はつまらないし、感情的な実況の入る中継では試合を十分に楽しむことができません。
パブリックビューイング会場ではしばしば、実況や解説の頓珍漢な発言にブーイングが起きる時代です。ネット社会の今日、サッカーは必ずしもテレビで見なければいけないものではないので、サッカー通は今後どんどんテレビからネットにサッカー観戦の場を移していくでしょう。
サッカーという真剣勝負の解釈は個々人で自由にすべきもので、マスコミが一定の方向性を与えてしまうとサッカーの試合自体がつまらないものになってしまいます。
今のおかしな民放の報道を是正するためには、まず、試合中継は「事実の報道」に徹し、主観的な意見を付加することをやめること。
続いて、対象をサッカー初心者だけでなく、サッカー通も楽しめる内容を真剣に考えること。
日本全体で盛り上がろう、という姿勢を否定する気は毛頭ありませんが、民放の報道のあり方はこれ以上否定的な意見が増える前に抜本的な改善を試みるべきだと強く感じました。

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2014年6月21日 (土曜日)

ギリシャ目線での日本ーギリシャ戦~1戦目の結果は、日本とギリシャで対等なものではなかった~

スコアレスドローに終わった日本ーギリシャ戦。いろいろ戦評は上がっていますが、どれも何か違う。
ということで、ギリシャ目線でこの試合を見てみました。
日本とギリシャ、共に初戦を落として後がないという点は同じ。むしろ、初戦で大敗しているギリシャの方が状況は深刻です。
ギリシャの得意戦術は堅守速攻。日本はどうしても勝ちたいので前がかりになる。そこを突いてカウンターで先制できれば、後は守ってカウンターの繰り返しで複数得点も見えてくるというのがギリシャのシナリオ。
日本のポゼッション、ギリシャはゴール前でこれを跳ね返すという構図は計算内。しかし、前半中に、ワントップが負傷で交代し、守備の要のキャプテンが退場してしまいました。
ここで、状況を再計算します。「仮にこの試合引き分けた場合」ギリシャがグループリーグを勝ち抜く条件は、コートジボワールに勝ち、日本がコロンビアに引き分け以下(厳密な得失点差は除外)。
後者の確率が低いことを考えると、1人少ない状況でリスクを犯してこの試合を勝ちにいくより、この試合では確実に勝ち点1を拾い、万全の状態でコートジボワールに勝ちに行く方が得策。
・・と、ギリシャはこう考えて、この試合引き分けで良し。コートジボワールに勝てば勝ち抜けだ。と考え、リスクを犯さず、引き分けで満足の展開に持ち込んだと思われます。
この観点をふまえると、ギリシャは計算通りに勝ち点1を得、ギリシャが勝ちにくるとふんでいた日本には計算外のギリシャの戦術に戸惑い、思い切って攻めきれない結果となるのは必然でした。
さらに言えば、日本は、3戦目、ギリシャがコートジボワールに勝つなら、コロンビアに1点差勝利で決勝トーナメントに進めます。
しかし、日本が想定しなければならないのはそのケースばかりではなく、ギリシャとコートジボワールが引き分けたとき、日本はコートジボワールとの得失点差・総得点差の勝負となるため、2点以上の得点が必要になります。
そうすると、日本がコロンビアに対してとることのできる戦術は限定され、ますます日本がコロンビアに勝てる確率は下がります。ここまで読んでのギリシャの選択であったならば、脱帽せざるをえないでしょう。
このように見ると、キャプテンが退場した時点でギリシャが引き分け狙いに来ることは、当然の帰結で、後半開始からもっと大胆に前がかりに攻めるべきだったのでは、という指摘は可能ですが、これはもう終わった話。
ギリシャの計算は、日本がコロンビアに勝てないだろうという前提のもの。では、日本がコロンビアを倒して見返してやればよいのです。
3戦目のハーフタイム。ギリシャーコートジボワールが同点の中、日本がコロンビア相手にリードしているという情報が入れば、ギリシャもコロンビアも相当焦るはず。
ギリシャが、キャプテンの退場で方針が固まったように、日本も今日の試合でコロンビア戦の方針がかたまりました。
2点差以上で勝ち、できれば前半でリードする、です。
8年前のドイツW杯ブラジル戦では、同じように逆転決勝トーナメントのシナリオが限定された中で、ブラジル相手に先制しましたが、後はボロボロでした。
その試合もふまえ、コロンビア戦で日本代表がどのように戦うのか、非常に注目です。

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2014年6月16日 (月曜日)

「何をしてよいかわからない」状態に陥れる

サッカーW杯のコートジボワール戦。日本の持ち味を出せた場面が少なく大変内容の良くない試合でした。
そのような苦しい試合展開の中、本田選手のゴールで先制した後しばらくの間、コートジボワールのディフェンスはかなり混乱していました。
「何をしていいかわからない」という表情で、続いて内田選手にも決定的な突破を許します。
雨のピッチを考慮して、90分のペース配分を考えたのでしょうが、できればここで一気にたたみかけたかった。
その後、コートジボワールが体制を立て直し、同点に追いつくと、失点の原因となった
「長友選手が最終ラインに吸収された時に誰がその前のスペースをカバーするか」について明確な意思統一のできないまま試合を再開し、同じようなかたちで失点。
すると、今度は日本が「何をしてよいかわからない」混乱状態に陥ってしまいました。
勝負事の鉄則として、相手の弱点をしっかり突き、それに対してどう対処すればわからない状態に陥れること
そのタイミングを逃さずしっかり仕留めること
が、非常に大事だということがよくわかる試合でした。
次のギリシャ戦では、本来の日本サッカーを披露できることが何より大事ですが、監督が問題点に速やかに指示を出せるか、監督の指示のない場合、選手間のコミュニケーションでこれをカバーできるか、この点が非常に大きなポイントとなることは間違いないでしょう。

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2014年5月13日 (火曜日)

報道には十分気をつけよう

W杯の代表が決まりました。
思えば、まだ開設したばかりで鳴かず飛ばずのこのブログが、巻選手の記事を書いた途端、瞬間最大アクセスを記録したのがもう8年前。
今回は、ほぼ想定通りの選出だったといえるでしょう。
今日話題にするのは新聞記事。日曜日のNHKスポーツで、岡田前監督が、「誰を選出するか、事前に漏らすわけがないのに、新聞は誰がジョーカーだとか好き勝手書いている」と言っていたまさにその矢先。今朝の新聞では誰が選出されるかについて、様々な記事が飛び交っていました。
もちろん、きちんとソースをとった記事などあるわけがなく、これら全ては憶測記事。
憶測記事を憶測だと明示して記事にしている分にはよいですが、あたかも根拠があるかのような書き方をしているのは問題で、新聞記事を優良誤認させる不当な表示ではないかと感じます。
まあ、プロ野球のドラフト前には、記者が球団関係者に「○○選手指名の予定はありますか?」→「ノーコメント」→「否定しなかった」→「A球団が○○選手をリストアップしていることが、球団関係者への取材から判明した」という記事作りが当たり前のように行われているので、慣れている人には当たり前のことかもしれませんが、こうした不当表示の問題は判断能力の低い素人の視点で判断するのが一般的。
スポーツ新聞の記事が、品質を優良誤認させるものだとして、何らかの法律で規制されることは今すぐには考えにくいことですが、新聞記事というのは見出しだけ斜め読みせず、内容をしっかり読み込み、自分でその価値を考えることが大事だと、知っておいて損はないだろうと思います。

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2013年12月 7日 (土曜日)

W杯抽選で大事な要素

今日の記事のカテゴリー「サッカーW杯」は、2006年のドイツW杯の時に作ったカテゴリー。
それから2大会が訪れ、このブログも、もう8年か、としみじみ感じました。
さて、サッカーW杯の組み合わせ抽選があと数時間後に迫ってきました。
今日のスポーツ記事は、良い組み合わせ・悪い組み合わせについてのものが多く、様々な要素が取り上げられています。
もちろん、一番大事な要素は対戦相手でしょう。しかし、これは国のネームバリューや、ランキングで決まるものではありません。
ランキングの高いベルギーには先月勝ちましたし、イングランドは国内リーグはレベルが高いですが、代表は必ずしも世界トップレベルではないと言われています。
また、開催国ブラジルとあたると大変ですが、開催国のグループには、比較的強くない国が入りやすいという仕組みもあるようで、ひょっとしたらこのグループが2位通過に最も近いグループかもしれません。
次に大事なのは、環境か移動距離。
94年のアメリカW杯では、移動距離が大きく、場所が変わると気候も大きく変わるため、コンディション作りが大変だったと報道されています。
これに付随して、対戦順、各会場での対戦相手も大事になるでしょう。
初戦の相手に照準をあわせて準備するため、初戦の相手が一番強いチームがよいのか、先に勝ち点を稼いでから、楽な気持ちで強い国とあたるほうがいか。
また、高温多湿の地域では、アフリカ勢とではなく、欧州勢とあたったほうが得というのもあるでしょう。
というわけで、最良の組み合わせは、厳しい気候の地域でシードの欧州の国とあたり、温暖な日本に近い気候の地域でアフリカ・南米チームとあたることだといえるでしょう。
どんな結果になるのか、ワクワクしながら抽選を待ちたいと思います。

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2011年7月15日 (金曜日)

日本の女子スポーツ

女子サッカーのワールドカップで、なでしこジャパンが決勝進出を果たしました。

疲労はかなりたまっていると思いますが、ここまできたら優勝を勝ち取ってほしいと思います。

ところで、日本は、サッカーといい、マラソンといい、レスリングといい、ゴルフといい、女性スポーツが世界上位進出を果たしていますが、女性のスポーツ自体はそれほど国内で流行しているわけではありません。

学校などでのスポーツもまだまだ男性優先の傾向が強く、単純に男女平等を考えるならば、もっともっと女性がスポーツする機会を確保していかなければなりません。

しかし、それでも、男性スポーツよりも女性のスポーツが世界に通用しているのは、諸外国に比べて、女性がスポーツを楽しむ機会が整えられていることの証左ではないかと思います。

それは、探せばスポーツに打ち込める施設や指導者があり、スポーツに打ち込むことにより、人生を棒にふることのないよう、周囲の協力を得られる、というかたちで現れているのではないでしょうか。

レベルの高い競技を見たければ、男性のスポーツですが、日本人が勝つのを見たければ女性スポーツにも十分な支援がなされるべきです。

スポーツをしたい人がスポーツできる、その中で勝てそうな選手やメンバーには、積極的な支援がある、そういうスポーツ先進国に、日本はなれる土台はあると思いますので、今後ますます発展していってほしいと思います。

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2010年7月13日 (火曜日)

日本とスペインの差は何か

ワールドカップは、結果的には、前評判通りスペインが優勝しました。
ブラジル・アルゼンチン大勝→南米強い→次戦ころっと負ける
ドイツ大勝→次戦ころっと負ける
日本デンマークに快勝→次戦ころっと負ける
と、浮沈の激しいチームが多い中で、往年のイタリアのウノゼロ伝説を彷彿とさせる
歴代優勝国最小得点&失点の安定した戦いで優勝の座を勝ち取りました。
そのスペインと日本の差を考えると、まずは10年前のワールドユース決勝が思い出されます。
世代一の天才といわれたシャビに、日本稀代の天才といわれた小野が出場できず大敗しましたが、
点差ほど大きな差があったわけではなく、日本サッカーの将来が期待されました。
そのワールドユースの中心選手は、シドニー五輪を経て、ワールドカップで活躍した選手もいますが、
今大会で活躍したのは、遠藤と控えの稲本だけ。
当時の主力選手が、代表レベルのパフォーマンスを維持できずに脱落していったことが、スペインとの差につながった反面で、国内で地道に実力をつけた遠藤が世界レベルに追いつき、ついていったことが、スペインとの差を離されなかった要因でもあるでしょう。
その遠藤は、前回大会では出場機会なし。
前回大会の主力で今大会も残っていたのは中澤だけという世代交代の中、よく頑張った大会だったと思います。
フル代表の強豪国でも、世代ごとの大会ではからっきし、という国があるなかで、日本はあらゆる世代でよく頑張っている安定した育成ができているといえるでしょう。
そのメンバーをできる限り脱落させることなく、上位組織の主力に育てあげていくことが、日本サッカー界改革の第2ステージだと思います。
そのためには、海外に出ることも大事ですし、海外に出て自信をなくさせないことにも配慮が必要でしょう。
また、怪我やファール癖に対する予防についても、もっと研究が必要だと思います。
自国のリーグで、世界と戦う十分な経験がつめないという点については、ないものねだりしても仕方がありませんが、それでも、遠藤のような選手が成長した点をみると、国内リーグで基礎と持ち味を磨き、ACLなどの厳しい試合を経験することで、世界レベルの選手を育てる最低限度の環境はあるようです。
この環境をさらに、どう利用させていくのか、ある環境と資源を生かして、うまく若手選手を伸ばしたスペインのように、日本も、手持ちの環境と資源をどのように有効活用していくかが、この10年の大きなテーマになっていくことでしょう。

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2010年7月 1日 (木曜日)

戦い終わり、未来に承継すべきもの

日本が当事者になってはじめて知ったPK戦の怖さ
単にこの試合だけでなく、この試合に至る4年間、あるいはそれ以上の経過が、たった一蹴で否定されてしまう
そう誤解させてしまうほど厳しく、残酷な勝敗の決し方です。
主観的な判定で勝敗を決する方式はそれで、批判されますが、
客観的な基準で勝敗を決しようとすると、こうした本当に小さな差で勝敗を決するしかなくなります。
シュート本数の差、キープ率の差などで優勢勝ちを決めようとすると、得点につながらないつまらないプレーが増えると予測されますので、PKで勝敗を決するしかないでしょう。
試合自体は素晴らしい試合で、誰も批判する人はいないはずです。
このPK負けの悔しさは、ぜひ、今後に承継し、2010年にPK負けしたことを教訓に、PK戦の準備をしっかり行なうようになり、以後、国際大会でのPK戦の勝率があがった、といわれるようになれば、今回の敗戦は、日本にとって有益なものになります。
今大会、これまであまり目立たなかった北京五輪世代が中心選手として台頭してきたおかげで、この悔しさを承継する土台はあります。
本田・岡崎・森本の攻撃陣、長友・内田の両サイドバックは、4年後どこまで成長するか楽しみです。
GKとボランチは層が厚いので、世代交代があったとしても、そこそこのレベルの選手は期待できます。
今大会の日本代表を支えた、高さがあり、走れるセンターバックの発掘が必要ですが、そこさえできればまたいいチームができるでしょう。
結果は十分に賞賛すべきもの、しかし、今大会の課題や悔しさを後に承継して、はじめて岡田JAPANは称えられるべきと思います。
センターバックの台頭とPK戦の勝負強さアップを期待して、今後も応援していきたいと思います。

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2010年6月28日 (月曜日)

戦い方が違う

韓国対ウルグアイは、日本のパラグアイ対策にもいろいろと参考になった試合でしょう。

さて、今大会は、南米とアジアが好調な半面で、ヨーロッパとアフリカが不調でした。

これには、戦い方をスムーズに変えられたかどうかがカギを握っていると思います。

1戦が重要なワールドカップでは、格下チームは堅守速攻が基本です。

アジア予選では横綱相撲をとっていても、世界では堅守速攻のチームに切り替えられた日本と韓国

横綱相撲のまま相手をねじふせるレベルにまで仕上げたブラジル・アルゼンチン・オランダ

予選からの堅守速攻のチームを仕上げたチリ・パラグアイ・ウルグアイ

までが順調に勝ち星を重ねる半面で、

堅守速攻のチームをくずしきれず後手後手になったフランスたイタリア

堅守速攻なのか、格下のチーム相手には攻めるのか中途半端だった欧州の中堅国

守備のまとまりや集中を欠いたアフリカ勢

が苦しむ結果となりました。

日本はこの10年、小野や中村のように技術の高い選手を中心に、短いパスを確実に通して、より高確率のシュートセレクションを選ぶサッカーでアジアで勝ちぬけるチームを作り上げてきました。

しかし、そのサッカーは前回のドイツワールドカップでは通用しませんでした。

予選の戦い方変える必要はありませんが、本戦では、守備のコンセプト、攻撃のコンセプトを一から練り直し、メンバーも変えていかなければならないでしょう。

今大会は、大会直前に、中村を中心としたサッカーを捨て、本田をワントップに据えたサッカーへ変更したのが、たまたまあたったという人も多いでしょう。

世界で勝つためには、アジアで通用した戦いではなく、確実に守り、手数少なく素早く攻める、そうした2つの戦い方を考えながら、これからチームを作り上げていく必要があるでしょうし、そうあってほしいと思います。

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