弁護士にとって依頼者との信頼関係は必須です。
しかし、時に弁護士と依頼者の間でうまく信頼関係が築けない場合もあります。
そこで、今更ながら信頼関係はいつどのようにはぐくむのか考えてみました。
一般の人間関係であれば、話をすることにより信頼関係をくずいていきます。
興味のあること、これまでの生活歴、マメ知識、考え方、そういう情報を交換しあうことにより、人間性を理解してもらい、信頼関係をきずきます。
しかし、弁護士と依頼者の間にはそのような話をする機会はありません。
相談中にこうした雑談を始めるとそれが信頼関係破壊の原因になりかねませんし、依頼者と食事に行くというのも非常に希です。
日常会話に代えてメールマガジンを配信している弁護士もいるようですが、少しやりすぎな気がします。
情報は受けてが取捨選択する時代。
メールを送りつけるよりも、ホームページやブログを開設し、興味ある人だけ読んでもらうのが適切かと思います。
本題にもどり、依頼者との信頼関係をはぐくむのは、私としては「不安にさせないこと」だと思います。
受任段階で把握した問題点とそれに対する対策をしっかり説明する
受任途中での動きを正確に報告する
これまでの説明と違う点が発生した際、適切に状況を説明し、次の一手を協議する
依頼者にとって最悪は、自分の依頼が満たされないこと、しかし、事件処理の過程の中でどうしても依頼者が満たされないケースは生じます。
その際に、いかに依頼者を不安にさせないか、これをしっかりこなしていけば、依頼者側から見れば、特に不満なく事件処理をしてくれたと思えるでしょう。
不安を感じるポイントは人それぞれ違うのでこれは簡単なことではありませんが、
今、自分はどの依頼者の事件をかかえている
その事件はどういう進捗状況にある
依頼者の認識状況はどうか
事件の進捗が佳境にさしかかっていたり、事件の進捗と依頼者の認識がずれていたら、少し電話かメールでフォローしよう。
そうした意識が大事だと思います。
事件を多数抱えると、いかに効率よく事件をまわすかばかり気になり、依頼者の不安にまで気がいきとどかなくなることがありますが、これからの時代、自分目線ではなく、依頼者目線で、また、結果だけでなく経過にきちんと気をつけて事件処理していくことが何より大事になってくるでしょう。
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