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2020年9月11日 (金曜日)

中心選手以外の士気をいかに保つか

残暑厳しい時期ですが、プロ野球もJリーグも過酷な連戦が続いています。Jリーグは選手の移籍が緩やかに行われるため、例年であれば、上位リーグで試合に出られない若手選手がどんどん下位リーグにレンタルされて試合出場チャンスを得るのですが、今年は、日程が厳しく、選手層を厚く保つ必要性から、下位リーグで活躍する調子の良い選手を上位リーグが「借り漁る」のでは?と予想されていました。しかし、今のところそのような様子はなく、どのチームも現有戦力をうまく活用してこの厳しい時期を乗り越えているのでしょう。
プロ野球では70人の選手を登録できますが、その中で1軍の試合に出るのは半分強程度でしょう。半分弱の選手は、プロ野球選手の「本業」である1軍の試合には出られずに、当該目的のためのトレーニングで給料をもらっています。しかし、この「本業」の成果に直結しないトレーニングに力を入れることは非常に重要で、そのおかげで、中心選手が怪我や調子を落としても、チームとしてのパフォーマンスを損なわずに、お客を満足させることができます。それが、過密日程の今年はなお顕著で、試合に出ない中心選手以外の選手のモチベーションをうまく保ち、チームが困ったときに活躍できるよう準備ができていると、過密日程だからこそ、チームの成績に大きな貢献が可能となります。
企業も同じで、日常から、「昇進候補」と「それ以外」に選抜されてはいきますが、企業の成績の安定は、実は「それ以外」の層のモチベーションを高く保ち、必要な時に高いパフォーマンスが出せるように準備しておくこと。手法としては、敗者復活制度などいくつかありますが、昇進候補のできる人ばかりでなく、そうでない人にどう着目して活かそうとするかが、コロナ禍の今だからこそなお一層重要性が増しています。
スポーツに関しては、今年結果を出したチームは、若手や引退寸前のベテランなど、中心選手以外をうまく生かす組織部下や仕組みがしっかりしているといえそうです。そうすると、有望新人もそのようなチームに行きたがり、チームとしての差はますます広がる、自由社会というのはちょっとした差があっという間に大きな差につながるのだと驚かされます。

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