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2020年8月20日 (木曜日)

意識の高い「地域」はない

毎週水曜日に書いている組織論では、リーダーが頑張って意識の高い組織を作り上げることが大事だと繰り返し書いています。
新型コロナに関しては、各地域の知事らリーダーを中心に感染対策の呼びかけがなされています。その結果は日々公開され、その度に犯人捜しや特定地域の貶めが行われたりしますが、このような地域レベル・カテゴリーレベルは意識の高低の差のある組織とは話が違うと思います。
たとえば、少し前には若者の感染が増えてきたとして、若者層が批判の対象でしたが、最近では全世代に感染の波が広がっています。同様に、少し前までは東京や大阪・沖縄が危険だと叫ばれていましたが、この3都府県が飛びぬけて危険というわけではなく、どこへ出張等へ行く場合も警戒心を持って慎重に活動すべきです。
特定の地域・カテゴリーを批判したりする意見はいわばいじめと同じ構造で、自分たちは正当、コロナが広がっている層は感染対策をしない異端層だと勝手に認定して無責任な批判をしがちです。しかし、特定の小さな組織であれば全員に意識づけがなされている場合もありますが、それよりも大きな地域やカテゴリーレベルで全員に意識づけが浸透しているようなことはあり得ず、さらに層全体の母数が多くなれば当然移動も多く、どんな地域やカテゴリーにも必ず感染爆発のリスクはあります。ですので、「自分の層は正当、他の層は異端」などと空想を抱かずに、どこで誰と会う際にも緊張感を持って感染対策をやりきることこそが大事で、これができる人だけが感染リスクを合理的水準まで下げられる(ゼロにはならない)のでしょう。
ネット社会では無責任な地域差別や特定カテゴリーの差別意見を見かける機会が増えましたが、そのような差は存在しないと考えることこそ人としてのスタートラインではないかと思います。

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