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2020年7月 3日 (金曜日)

五輪開催の条件(2回目)

また、東京を中心にコロナ感染者が増えてきました。こうなると、来年の経済対策の肝である五輪の開催がまたしても危ぶまれてきます。そこで、今一度、何が開催のネックとなるかを整理したいと思います。
まず、無観客の会場での競技を中継する、というやり方まではほぼ「受け入れ体制」は整ったといえます。日本でもプロ野球とJリーグが無観客で開幕し、ヨーロッパでも無観客のスポーツ試合が進み、アメリカもプロリーグの開幕を着々と準備しています。「無観客である限り」クラスター発生の可能性は低いので、おそらく継続することはでき、五輪もできるだろうという世界的な合意を得ることは可能と考えられます。ネックは来夏にコロナの集団感染が発生した国があったとして、その国からの受け入れを問題なくこなせるかポイントになるでしょう。
ただ、有観客でなければ経済対策の点でインパクトが少ないと予測されます。そこで、有観客の五輪開催を考えると、絶対条件として日本のスポーツリーグ・大会が有観客で開催し、クラスター発生もないという実績が不可欠と考えられます。しかし、今、東京で有観客の大型のスポーツまたはライブイベントを開催するとかなり高い確率でクラスターが発生するでしょう。主催者の責任は、入場時の検温や換気、ソーシャルディスタンス確保等で免れ得ますが、クラスター発生の事実が1件でも生じると有観客スポーツイベントは中止となり、五輪の開催も危ぶまれます。
現時点での経済対策も大事なのですが、来年の五輪のインパクトに勝るものはありません。そこで、私は、スポーツ・ライブイベントの再開は拙速に行わず、東京の感染拡大が収まるまでじっくり待つべきだと思います。生活のかかった業者への自粛要請はできる限り早く解くべきですが、開催という事実こそほしい五輪については今、目先の利益を追うのではなく、じっくり確実に開催の同意票を集めるべきです。
私個人としても、生で野球やサッカーを観戦できる日が遠ざかるのは残念ですが、五輪開催という悲願の前では今しばらくぐっと我慢することが大事だと考えます。

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