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2020年6月30日 (火曜日)

自分の実力よりも少し高い領域でのチャレンジ

仕事を任されるとき、その仕事のレベルによって成長度は異なります。自分の力量よりもはるかに高いレベルの仕事を任されてもまともに処理できず大した成長にはつながらない反面、自分の力量よりも少し高い仕事に一生懸命取り組めば大きな成長につながります。自分の力量以下の仕事だと楽ですが、やはり経験の蓄積にはつながりません。
スポーツでいうと、試合に出られないような名門校に背伸びして入っても成長できませんが、主力として期待してくれる学校で一生懸命頑張ると大きく成長できるというケースがよくみられます。仕事でも、自分のレベルに合わない名門企業に入れたとしても中で大した仕事を任されることは期待できず、逆に将来の幹部候補として期待してくれる中小企業に入った方が、自分の実力よりも少し高いレベルの仕事に恵まれて成長できるケースは多いのではないでしょうか。
このように、個の成長のためには、自分の実力よりも少し高いレベルの課題に頑張って取り組むことが重要で、この課題を提供してくれる場を求めていくべきです。そのためには、若いうちにいわゆる「ポテンシャル採用」という枠で、即戦力ではないけれど近い将来戦力となれると見越して課題を提供してくれる組織に入って経験を積むことが有効です。ただ我武者羅に目の前の課題に取り組んでいくだけでなく、その課題の質を積極的に追い求めていくことで、周囲との差がつき、個として抜きんでることができるでしょう。

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2020年6月29日 (月曜日)

相手が一見してどうとらえるかを考えて書く

論文式試験のためには国語力、特に文章力が必要だと言われます。他方で実際の論文式試験の採点はあらかじめ設定されたキーワードに得点をふっていく作業だとも言われていますが、そうであっても文章力は不可欠です。採点者は短時間で長い文章をざっと読んで点数をつけるため、自分ではAという意図で答案を作成していても、採点者がBと捉えてしまえば得点にはなりません。自分の意図を正確に伝える文章を作成する力が不可欠です。
少しペーパーテストから離れて、面接試験でも正確な記載を心掛けることが必要です。私の履歴書には、特許事務所勤務や、監査法人勤務という項目がありますが、ただこの記載を載せているだけでは読んだ人は「特許出願業務の経験がある」「監査業務の経験がある」ととらえてしまうため、履歴書を提示する場合には、詳細に記載した職務経歴書を付けるなりして実際担当した業務を丁寧に説明しなければ相手に誤解されてしまいます。
面接も含めてペーパーをベースにした試験の場合、試験官は丁寧にこれを読んでくれず、その中で相手に正確に自分が表現したいことを伝えなければなりません。この正確な表現力は相当トレーニングを積まなければなかなか得られないものであるため、普段から「相手が一見してその文章をどう解釈するか」を考えながら文章作成のトレーニングを積むことが有効なのかと思います。

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2020年6月28日 (日曜日)

強制は遺恨だけ残す大悪手

プロジェクトマネージャーは仕事として部下の尻を叩いて期限までに精度の高い仕事を完遂させなければなりません。そのため、しばしばパワハラ・モラハラと紙一重の言動で部下を追い込むことがあり、それが組織のための正義だと捉えられることがあります(個人的にこれを支持するわけではありません)。
家庭では未熟な子の成長のために、親は宿題や翌日の準備など様々なことを自ら行うよう指導します。この構造は、上記のマネージャーが部下を指示する場面に似ています。しかし、ここでは決して「強制」をしてはならない点で決定的に異なることは理解する必要があります。
たとえば、宿題をやりたくないという子の自由を束縛して親がむりやり宿題をさせても勉強と親をどんどん嫌いになるばかりです。ですので、この場合宿題を忘れて行かせて、先生に叱られたり、友達の前で恥をかくことで「宿題をきちんとやらないと」という気持ちに向かわせた方が将来的に自分で前向きに動いていくことができ有効です。
嫌なことばかりでなく、楽しいことをする際にも親の都合で強制してはいけません。先日、昼過ぎからプールに行きたいと言い出し、かつ、夕方のアニメにまでは帰ってきたいと息子が言いました。プールの料金も結構高いので、ちょっとだけ遊んですぐに帰るというのは非常にもったいないです。ですので、アニメはあきらめて長くプールで遊ぼうと提案しましたが、息子は断固聞き入れません。この場合、親の都合でプールに長くいさせる(=見たいアニメを見させない)と強制になり、楽しい時間とならないばかりか遺恨だけが残りかねません。ちょっとだけ遊ぶのはコストパフォーマンスが悪いということを教えて協議し、そこで納得されなければ希望通り短時間だけプールにいくべきなのでしょう。
仕事で他人を動かすテクニックに長けている人ほど、ついつい子に対してもテクニックで行動を強制してしまいがちですが、子どもというのは強制されたことに対して長く遺恨を持つことがあり、目先の宿題をさせるよりも、こうした負の気持ちを持たせないことの方がはるかに大事です。私もついついダイレクトに、やることをするよう指示しがちですが、決して強制はせず最後は自分で考えて自分で責任を持つことをもっと意識して子に接したいと思います。

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2020年6月27日 (土曜日)

小さいことの積み重ね

体脂肪率5%前後を維持している私には、しばしばダイエットの相談があります。これは大きく2種類あり、「しんどくても頑張るから必ずやせる方法を知りたい」というものと、「楽に続けられる方法を知りたい」というものに分類されます。このコーナーで紹介している方法はもっぱら前者の方法ですが、今日は後者について触れてみたいと思います。
楽にやせる方法ははっきりしていて、しっかり歩くことです。歩くといってもいきなり30分歩くのは大変だと思いますので、ちょっとした徒歩を重ねることがポイントだと思います。
具体的な手法としては、1~2階程度の上下はエレベーターやエスカレーターを使わずに階段で上る、日用品の買物は複数のお店を回って一番安いところで買う、ランチは少し遠出して新しいお店を開拓する、昼休みの残り時間は外を歩いて近所に新しい発見を探してみる、などです。
5分程度の徒歩ならばしんどいとは感じないはずで、これを1時間に1回入れられると、半日で1時間歩いたことになります。1回1回の徒歩はそれだけでは大したカロリー消費にはならないかもしれませんが、それを積み重ねることで、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることができれば、後は日が経過するごとに痩せていきます。「楽してやせる」方法とは、貪欲に小さな徒歩を日常生活にねじこんでいくことです。ただ歩くだけではつまらないので、出費削減や新しい発見の探求などを組み合わせて行うと、継続できるのではないかと思います。

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2020年6月26日 (金曜日)

恵みの雨?

野球の投手は花形ポジションですが、大変つらいポジションでもあります。守備では孤軍奮闘するにもかかわらず負けた試合の責任はまず投手に追求がいきます。さらに厳しいのは、肩や肘は消耗品で使いすぎると故障して大事な場面で使えないおそれがあります。
高校野球の漫画や小説ではしばしば「恵みの雨」という言葉が使われます。雨で連戦が回避されることにより、肩や肘の消耗をおさえられるメリットを指す言葉です。本来、高校野球の主催者が選手を守るために連戦を回避できる日程を組むべきですが、諸般の都合でそれができない不備を天候がフォローしてくれるというのは皮肉です。
今年はコロナでどのチームも試合が思うように組めない状態です。しかし、これも考えようによっては「恵みの雨」です。試合をたくさんこなすことでうまくなる・・のは野手や打者で、投手にとっては経験にはなっても肩や肘は消耗してしまいます。この消耗を回避できたことは将来的にプラスになると考えることができます。
試合をしないとスカウトの目にもとまらない、試合がないと成長しない、というのは少し急ぎすぎで、試合ができない分しっかり下半身を強化してフォームを固めることでワンランク上の投球ができるようになり、プロの目にもとまりやすくなるでしょう。
試合ができないことは満足できなくとも、その間にできることはいくらでもあります。投手は肩や肘の消耗を回避できたと前向きにとらえて今はしっかり基礎を積み上げることが大事だと思います。

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2020年6月25日 (木曜日)

予算を削減できるか

コロナ倒産の報道をよく目にするようになりました。もちろん、倒産する企業関係者も辛いのですが、日本経済へのインパクトを考えると、倒産した企業の背後に控えるはるかに多くの赤字企業が私は心配です。
赤字企業は当然のことながら税金をほとんど納めません(ゼロではありません)。そのため、今年の税収が大きく落ち込むことはもう間違いないことですが、きちんと申告手続を行っていれば、赤字部分は翌年以降に一定期間繰り越して、来年以降の利益から支払う税金を減額させることが可能です。そのため、相当多数あると推定される今年赤字の企業は、来年以降に支払う税金も大きく減り、これが来年以降の税収減少に直結していきます。
ここ数年、順調な税収増加で景気よく政府予算は拡大を続けてきました。予算アップを獲得した部署はいわゆる既得権益を獲得したことになります。これは税収増加が見込まれることを前提に設計されたことですが、向こう数年税収減少が見込まれることをふまえ、減らすことは可能でしょうか。私はこれは容易ではなく、安易に国債を増やしたり、パワーの乏しい部署に厳しい予算削減を押し付けて終わる可能性が高いと思います。これは、日本の財政上、将来的に大きな問題の火種になりかねません。
一般企業でもそうですが、予算は多い方がよく、景気の良いときにがっちり予算を獲得するのは当然になっている反面、景気の後退局面で予算を削減しきれないケースは多く、こうした、予算を削減すべき時にできない企業は今回のコロナのような不測の事態発生時にいきなり破綻しがちです。
収入が減るという見通しがはっきりしている局面では既得権益を主張せず支出を減らすのは当然、こうした意識をきちんと組織に浸透させていくことが組織の存続のために不可欠だと考えられ、来年以降の国家予算にも大幅削減の英断を期待したいです。

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2020年6月24日 (水曜日)

リーダーはバランス感覚が大事

組織のリーダーは今まさに、自分で考えてバランス感覚ある意思決定をしていかなければなりません。
最初のステップは従前のやり方を今のこの状況で踏襲してよいか、という点です。従前のやり方を継続できるのであれば、それが他のメンバーにも最もわかりやすく、組織は円滑に動けます。ここでポイントとなるのが、「従前通りにやりたい」ではダメで、「従前通りにやっても大丈夫か」という点を身長に判断することです。従前通りのやり方では感染拡大や信頼失墜につながるおそれがあるならば、新しいスタイルを模索しなければなりません。
これが次のステップで、眼前の課題を克服する新しいやり方を見出すこと。無からいきなり優れた手法を見出すのは困難ですので、多くの場合、これは類似する他の組織のやり方を参考にすることがセオリーですが、よそのやり方を真似ればよいというわけではなく、新しいやり方が自分の組織にフィットしていて、課題を克服できる点をしっかり確認する必要があります。
さらにこの先に、新しいやり方が社会の枠組みに適合しているかを検証するステップも必要です。新しいやり方が法律に違反していたり、社会的に批判を浴びるようなものであれば継続することはできません。仮に善意であっても、取引相手の実情に応じて取引条件を大きく変えることは独占禁止法違反となりかねないなど、自分では良いと思った手法が意外に失敗作であるということはしばしばあることで、専門家に相談しながら丁寧に検証する必要があります。
このように、新しいやり方を見出すにしても丁寧に検討すべき点は多く、リーダーにはバランス感覚が求められます。だからこそ、この時期の組織の浮沈を握るのはリーダーのこうした資質なのかと思います。

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2020年6月23日 (火曜日)

チャンスはいつ訪れるかわからないことを活用する

いくら実力をつけても、その力を発揮するチャンスがいつ訪れるかはコントロールできません。プロ野球のルーキーでいえば、1軍の選手が年間通じて好調を維持した場合、チャンスは訪れませんし、逆にシーズンの頭に主力選手が離脱していきなりチャンスが来るかもしれません。受験のように「そこにピークをもっていけばよい」というタイミングがあれば調整はしやすいのですが、チャンスが来る時期が読めない以上、特定のタイミングを目指して調子をあげるという手法は採用できません。
しかし、これは自力を底上げするための好素材だととらえるべきです。特定の時期にピークをもっていくやり方ではその時点での自分の力を大きく見せることができますが、自力があるかどうかは不明です。そうではなく、いつチャンスが訪れても対応できるよう自力の方をしっかり底上げするよう努力することで、急に訪れたチャンスにも対応できるようになります。
おそらく、スポーツでもビジネスでもチャンスを生かしてどんどん出世した人は、チャンス時だけ実力を大きく見せるのではなく常時良いパフォーマンスができるようしっかり自力を底上げした人たちだと思います。個の成長は小細工なしで、いつチャンスが来ても活かせるよう徹底的に自力の底上げに努めることが基本中の基本だといえるのでしょう。

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2020年6月22日 (月曜日)

6割の得点の取り方

多くの試験では6割得点をとれれば合格できます。ですので、試験戦略としては、難しい問題から簡単な問題まで混在する中でどう6割を確保するかを考える必要があります。
以前にも書いたことがありますが、択一式試験では、わかる問題を確実に正解することがセオリーです。全体の4割の問題を確実に正解できれば、残り6割の問題は3分の1でよいです。正答にはたどりつけなくとも、外せる選択肢を外して3つ以下に絞り込むことができれば確率的に6割の得点には達します。そのためには、何より確実な知識の積み上げが重要になります。
論文式試験では、知らない問題では得点を稼げません。ですので、どうしてもマイナーな分野まで浅く広く知識を重ねて難題でも部分点を着実に積み上げようとする戦略をとる人が意外に多いのですが、やはりここでも確実な知識をベースとした比較的容易な問題を標的にすべきです。難題で部分点をとれても周囲と大した差はつきませんし、これを積み重ねて6割に達するのは遠い道のりです。これに対して簡単な問題で確実に満点取るのと、8割の得点をとるのとでは結構な差につながりますし、当然満点とったほうが6割に達するのは容易です。
結局試験戦略は、確実な知識を積み重ねて確実に4割ほどの得点を確保し、残る問題は3分の1ほど部分点をもぎとってくるというのが一番確率の高いセオリーです。確実な知識はその後、その試験の成果を生かす場面でも有用です。広く浅くではなく、ほどほどに深く知識や理解は深めたいものです。

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2020年6月21日 (日曜日)

父子共闘

最近の息子のマイブーム。ニンテンドー3DSのルイージマンション2です。本当は最新作のルイージマンション3をやりたいのですが、ニンテンドースイッチが入手できない(転売ヤーからは断固購入しません!)ため、将来手に入った時の準備のためにDSで旧作を遊んでいます。
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この作品は言わばお化け屋敷からの脱出ゲームで、謎解きとお化けとのバトルを駆使して進んでいくゲームです。まず小学1年生には難しいソフトですが、本人がやる気を出しているので助っ人としてサポートしています。
謎解きは容易なものから、「こんなの普通わかるかよ!」と怒りたくなるような難解なものまでありますが、基本は息子に好きにやらせて、「わからない」と泣きついてきたときだけサポートする方針でやっています。このソフトの謎解き、一見、違和感のないところに見えない何かを探すというものもあり、大人にも難解な部分はありますが、子の成長のためと思い頑張ってついていっています。
バトルはほぼ息子が自分で処理できます。しかし、時々難しいボスが出てくるのでその際は私が手本を見せて戦略を教えています。
これは、要は企業なら、一人で全部できるマネージャーと未熟な新入りのセットで難しい案件に取り組ませて強制的に有望新人を伸ばせる手法と同じだと気付きました。ゲームは本当はマリオから初めてドラクエやって・・と、段階的に教えようと考えていましたが、こうして少し難しい課題に一緒に取り組むのも悪くないと感じました。

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2020年6月20日 (土曜日)

梅雨時のダイエットの留意点

梅雨に入りました。この時期のダイエットは他の時期とは異なる留意点があると思います。
まず、熱中症対策のため水分をしっかり摂る必要があります。しかし、真夏のように食欲が減退する時期ではないため、真夏の前にしっかり食べて栄養を補充しておく必要があります。
運動面では、雨のため、屋外を歩いたりジョギングする機会が大きく減ってしまいます。その分、地下街を歩いたり、2階程度の上り下りは階段を利用するなど、屋内で歩けるところは意識して歩くことが重要です。
水分をたくさん摂って排出するので体重は乱降下しがちです。ですので、この時期は体重計の数値を気にする必要はなく、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っていないかを感覚的に気にしておけば良いと思います。この後、夏に体重は落ちますので多少増えるくらい大丈夫というリラックスした意識で、「運動不足により太り過ぎない」ことが第一目標となるのがこの季節の特徴化と思います。

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2020年6月19日 (金曜日)

ブームの後も知財管理を

ドラマ、アニメ、音楽・・それぞれの分野で大ヒット作品はコンスタントに現れます。当然、制作会社等はブーム時にはしっかりコストをかけて知財管理を行いますが、ブームが去った後は手抜きをしがちです。しかし、ブーム時にコストをプールし、ブームが去った後の知財管理をしっかり行うことが大事です。
コロナ禍の時代に、過去のヒット作がたくさんリバイバル放送されました。新しいドラマ等の制作ができないための商機でしたが、この商機を生かすためには、ブーム後もしっかり著作権管理を行っていることが前提です。YouTubeや個人サイト等で簡単に過去の動画等を見ることができる状態では、こうしたリバイバルの商機は訪れません。YouTube等で動画をフリー利用されるということは、それだけ、過去に価値があり、将来その価値が再認識され得る優良作品の価値の希釈化につながりかねないのです。
フリー利用が完全にマイナスというわけではありません。ゲームの実況サイトなどは、視聴者にそのゲームをしたいという思いを起こし、購買につながり得るため、積極的に推奨しているゲーム会社もあります。しかし、エンディング動画の公開等のネタバレは、購入を見送らせる動機となり得るため管理が必要です。
まとめると、「フリーライドだから」「もうブームを過ぎたから」という理由で著作権等の管理を強化したり。やめるのは得策ではなく、余裕のある時にコストをストックして、ブーム後も事案に応じて丁寧に管理を行うことが大事です。この点はうまくでいていない業者が多く、まだまだ日本のエンタメ業界の大きな課題の1つであるといえるでしょう。

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2020年6月18日 (木曜日)

「共感」の対極にあるもの

「コロナには皆苦しんでいる。皆で助け合ってこの苦難を乗り越えよう」という共感は間違いなく社会を支えています。しかし、シビアな世界では、現実の行動はこれとは真逆の方向に向かざるをえません。
たとえば国家。国家間でコロナ対策の連携は深めるものの、国内経済や秩序を保つためには、今後、他国に妥協する余地が狭まり、お互いの主張をぶつけあって拮抗状態になったり、強国が弱国に対して有利な条件で交渉を進めるケースは増えるものと思われます。
企業間でもコロナに苦しんでいる取引先に表面上は手を差し伸べつつも、共倒れになるリスクをしっかり把握し、このリスクが一定水準に達した場合容赦なく取引を打ち切るか、強引に有利な条件に切り替えさせるなどのケースが増えるものと思います。
世界の一部で戦争や大規模災害が起こった場合、他の地域の人はその辛い思いに共感し、支援をすることが可能です。しかし、コロナは全世界ほぼすべての存在が被害者。辛い思いを共感しても、支援できる人間もその力も限られています。
「共感」は現代社会のキーワードですが、共感だけでは社会が変わらないこともあり、今回のように全員が同じ状況にある場合の方が、その可能性が高いというのは皮肉です。「共感」を広げることは間違いではなく推奨されるべきことだと思います。しかし、それをゴールにしてはならず、その先にどう社会を変えるのか、自分の身を守るのかまでしっかり段取り設計していかなければ明るい未来はまだまだ得にくいのかもしれません。

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2020年6月17日 (水曜日)

本音を引き出す力

組織マネジメント力の重要性はどこの世界でも説かれていますが、その内容は千差万別です。これをコミュニケーション力とアバウトにとらえる人も多いですが、より掘り下げてみると、本音を引き出す力といえそうです。
まず、他人に何かを伝える場合、相手にきちんと伝わったのか、わかったふりをしているだけなのかでは全然結果が異なります。そこで、本当に伝えたことを理解できているかを確信するために、追加で2,3やりとりして、相手の理解度の本音を引き出す人は組織マネジメントをうまくこなせます。
組織のフォローワーメンバーを扱う場合、各メンバーの組織への忠誠心ややる気をできる限り正確に把握する必要があります。上司の前ではきれいごとを言うけれども、人が見ていないところではすぐにさぼったり、他人の悪口を言うメンバーは組織に悪影響を及ぼすため早めに手を打つ必要があります。そのため、硬い面談の場よりもフランクなランチの場などでうまく相手の本音を引き出すことが組織マネジメントのカギになります。
最近、企業のリクルートも面談よりインターンを重視しているところが増え、法律事務所の弁護士採用は、実質的に飲み会の場での会話の内容で決める小規模事務所もまだまだあります。これらは、いかに自然な雰囲気の中でどのような言動が出てくるかを見るものです。綺麗ごとは誰でもいえるもので、そうではなく、いかに本音で組織に貢献したいと考えている人間かどうかを見極める工夫が大事で、これこそが組織の継続的成長に欠かせないパーツだといえるでしょう。

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2020年6月16日 (火曜日)

再開すると信じて準備する

野球をはじめとしたプロスポーツも着々と再開に向けて準備が進んできました。この自粛期間中の活動は、選手にとっても未知の経験で大変だったと思います。その中で、再開すると信じて、うまく人との接点を避けてウエートトレーニング等で体のコンディショニングを維持できた選手が今年は活躍できるのではないかと思います。
五輪も、まだ来年開催できるか不透明な面がありますが、きっと開催されると信じてしっかりできる準備をすることが大事なのだと思います。
スポーツ選手に限らず、多くの職種でこの数か月、仕事が減ったと推察されます。人と人との接点を減らそうと取り組む中で、不要不急の活動を後回しにするケースが特に多いのではないでしょうか。これは、本来今年の春にあったはずの仕事が夏以降にずれこんだだけで、なくなったわけではありません。必ず遅れてでも仕事は来ると信じてこの数か月準備していたかが、この先数か月のパフォーマンスにつながるのではないかと思います。
もちろん、休養にあてることも大事ですが、自粛期間や休日を休養にあてるだけでなく、この先に負荷のかかる時間帯が来ると信じて準備することも大事で、今からでもまだ遅くありません。ちょっとあいた時間をうまくこうした準備にあてられるかが、個の成長につながる地味だが有用なポイントだと考えられます。

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2020年6月15日 (月曜日)

「違い」の論述問題の勘所

論文式試験にはしばしば「~の違いを説明せよ」といった問題が出題されます。もちろん、問題によってその切り口は異なるのですが、いくつか一般的な勘所があります。
単純に「AとBの違いを説明せよ」という問題の場合、AとBでは結論において大きく異なる部分があると思いますので、その差異を説明したうえで、その差異に至る理屈を説明するのがセオリーです。たとえば、日本の会計基準とIFRSの会計基準の違いを問われた場合、通常は会計処理に違いのあるポイントが問われているはずですので、その処理の違いと、その違いを生み出す根本的な会計理論の違いを説明するのがセオリーです。
こえに対し、「AとBの異同を説明せよ」という問題の場合は、根本的な概念として同じでありつつ、システム上違いがある、あるいは、その逆ということが多いと考えられます。たとえば、転換社債と新株予約権付社債の異同を説明せよという問題の場合、概念として負債と純資産の複合金融商品であることを説明したうえで、会計処理が異なる点を説明することがベースになると思います。
このように、相違点を問われる問題は根本部分とシステム部分、そして結論のどこに決定的な違いがあり、その要因がどこにあるかを付加して説明することがセオリーで、この観点をおさえておくと、イレギュラーな応用問題が出題されても対応しやすいのではないでしょうか。

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2020年6月14日 (日曜日)

立体迷路2

今週の紹介は万博公園の立体迷路の小学生向けのコースです。こちらのコースの方が楽しく遊んでいました。
まずは坂登り。これは簡単簡単。
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続いて巨大ボールプール。少し戸惑いましたがコツをつかむとすいすい進めました。
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忍者のように細い板を忍び足で歩いていきます。外の見晴らしもいいです。
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綱渡りまでありました。スリリングで楽しめました。
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小さいころから公園の大型遊具で遊び慣れているため楽しく遊ぶことができました。迷路は大好きですので、今後も通うことになりそうです。

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2020年6月13日 (土曜日)

熱中症にご注意を!

コロナが流行りはじめたのはまだ寒い冬だったのにもう真夏で暑さとの付き合いかたが大事な季節になりました。私は昨年は5月まで朝ジョギングをして、6月からマンション内の階段上りに切り替えたのですが、梅雨に入るまでは外で活動しようと思い、今年はまだジョギングを続けています。しかし、朝でもとにかく暑く、帰宅してシャワーを浴びた後もまだ汗がダラダラ流れ続け今後どうするか考えます。
急に暑くなったので熱中症に注意が必要です。コロナ対策で不要不急の外出はできる限り控えている人は多いと思いますが、外出時には日差しのある道はできる限り避けたり、こまめに水分補給することを忘れないようにしたいところです。
熱中症対策として、外ではマスクを着用しないことが推奨されており、郵便屋等が外でのマスク不着用を実行しています。コロナ対策の流れに逆行しているようで抵抗のある方もいるかもしれませんが、大切なのは健康維持なので、人の少ない屋外ではマスクをしないよう心掛けることも必要でしょう。私がジョギング中にすれ違う人も、徒歩の方はほぼ全員マスクをしている反面、ジョガーはほぼ全員マスクをしなくなりました。この季節、マスクを着用してのジョギングは危険と判断してのことでしょう。マスクの着脱にも柔軟に対応しながら熱中症にうまく対策したいものです。

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2020年6月12日 (金曜日)

屋内イベントの開催条件

ライブなどの屋内イベントはいつ頃、どのような規模で行えるか、という話題もちらほらあがるようになりました。ライブハウスなどでのイベントは主催者の責任で順次再開されていくと思いますので、今日はドームなど大規模会場での屋内イベントの開催条件を整理したいと思います。
当然のことながら、ドーム会場で満員の客を集めると非常に密になりますので、満員会場でのイベントは年内は困難と予測されます。そこで、どの程度のイベントがいつ頃から開催できるかですが、類似イベントの開催状況が大きな参考となります。小規模ライブハウスでは満員のイベントが開催されていくと思いますが、そうしたイベントがどの程度のリスクを抱えるのか、クラスター発生事例がほとんどないのであれば大規模イベント再開は早まりますし、クラスターが発生するようであればイベント再開は遠くなるでしょう。
大規模イベントの類似例としては、来月再開予定のプロ野球の有観客試合の運営方法やリスクが参考になります。プロ野球では、入場できる人数を制限して、お客同士のソーシャルディスタンスを保って観戦を認めようとする方針のようで、これが成功すれば、他のイベントでも、入場人数を絞って開催が可能となるでしょう。
ただ、個人的に懸念するのは、入場人数を絞ってどうソーシャルディスタンスを保つかは課題です。前方の席が空いていれば勝手に前方の席に移動してしまう人は後をたたないはずで、アフターコロナで危機意識を失った人が大人しく、隣に話し相手もいない後方の席で楽しめるかどうかは開けてみなければわからないでしょう。
まとめると、屋内大規模イベントは、当面は入場人数を絞って開催を検討することになり、小規模ライブやプロスポーツの有観客試合の運営を参考にやり方を調整していくことになると思われ、絞った入場者にいかに他の入場者との距離を保たせるかが大きな課題となると思われます。目標は来春の満員イベント全部解禁とし、少しずつ試行錯誤しながら良いイベントを復活させてほしいと思います。

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2020年6月11日 (木曜日)

よその事例はあくまで参考

コロナ対策という未知の判断をしていくうえでは、隣接分野での事例を参考にすることがセオリーです。ここでも何度も話題にあげていますが、野球の有観客試合やドームでのライブが開催できるかは、先行するプロ野球に無観客試合と、その後に開催されるであろう有観客試合の運営が大いに参考になります。
しかし、あくまで参考であって、完全に真似すればよいというわけではないことには注意が必要です。コロナ感染に関しては、3月に中国や韓国での感染拡大が落ち着き、「もう収束した」という楽観論が日本で広まって外出が増えたことから一気に感染拡大が広がりました。また、緊急事態宣言の全面解除は、少なくとも東京は早いと言われていたにもかかわらず強行したため、東京はすぐにアラート状態に復帰してしまいました。
これらはよそが大丈夫だからうちも大丈夫だろう、という根拠のない推測で失敗した例です。失敗した要因としては、結論(自由に活動してよい)ありきで、後付けの理由として隣接エリアの状況をもってきたからだと考えられます。隣接分野の事例は大きな参考例ですが、結論ありきの根拠にも悪用されがちで注意が必要であり、我々は改めて、「自分が何をしたい」から考えをスタートさせるのではなく、外的環境の変化の中で「自分は何をすべきか」をしっかり意識して行動しなければならないと思います。

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2020年6月10日 (水曜日)

「弱み」を見せないこと

どのような組織も、いかに優秀な人材を定期的に補充し、組織にプラスにならない人材を採用しないよう気をつけることは大きな課題で、会社であれば人事部は常に頭を悩ませているポイントだと思います。
応募する側からみると、少子化で売り手市場であるため、まずは大企業や報酬の高い企業に人気が集まります。こうした企業は魅力がはっきりしていますし、業務の幅や人脈の幅も大きいと予測される(しかし、これは多くの場合誤解)からです。大きな魅力の前では小さな悪評は無視しがちですので、多少、悪い部分が目についても皆大企業を目指してしまいがちです。
これに対して中小企業は、応募してきた人やインターンに丁寧に自社の強みを説明してようやく興味をもってもらうことができます。ただ、ここで大事なのは、強みのアピールよりも弱みを見せないこと、すなわち、悪評が立たないよう平素から居心地よい組織の構築に注力すべきということです。応募する側からすれば、売り手市場で選択肢を持つ以上、リスクは抱えたくないというのが最初にあり、一度悪評を聞いてしまうとその会社は選びにくくなってしまいます。
しかし、「弱み」を見せなくすることができれば大企業への逆転の目が見えてきます。大企業では多くのメンバーはセクショナリズムのもと、特定の分野の業務に特化し、その業務に携わる人以外とはほとんど接点はありません。横断的に複数の分野で活躍できるのは出世レースに勝ち残ったエリートだけで、多くの人にとっては入社時に思い描いたキャリアプランにはならないことが往々にしてあります。
そうであれば、リスクの少ない中小企業で、幅広く活躍しようと考える人も増えてくるでしょう。大企業は強みも弱みもおおむね固まっており、そう簡単に修正できません。強み勝負では勝ち目が低い以上、弱みを見えにくくすることに勝機を見出す方が現実的だと考えられます。

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2020年6月 9日 (火曜日)

落としどころを見つける

弁護士が相手方と交渉する際、100%自分の主張を押し通すことができるケースは限られています。その中で、優先順位の高い要素をお互いにとりあってうまく落としどころを見つけることができれば、お互いに80%程度満足できる解決策を見出すことができます。
今のコロナの状況も同様に考えることができます。100%今まで通りのやり方を続けることはなかなか困難です。100%の希望を主張したり、これまでのやり方を続けようとするのではなく、外部環境の変化に対応して、自分が優先すべき要素を確保しながらうまく80%程度満足できる落としどころを考えて見つけていくことが大事でしょう。
100%にこだわる、これまでのやり方にこだわることも大事な時はありますが、今は柔軟に変化していく方が大事な時期。自分が何を譲れないかをしっかり整理しながら、確保すべきものをしっかり確保していくことが、個としてうまく成長していくためのカギだと考えられます。

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2020年6月 8日 (月曜日)

同じ形式の問題で確実に得点する

資格試験は、真面目に勉強すると試験範囲は途方もなく広いです。実践的な勉強方法は試験合格後の実務に必須の知識と実務に役立つ知識から抑えていくことですが、試験のテクニックとしては過去問の形式でトレーニングすることです。
たとえば、CFP試験は過去3回以内に出題された形式の問題が全体の1~2割ほど出題されるため、これを着実に得点することがセオリーです。公認会計士試験や中小企業診断士試験でも、同じ形式の問題が2年連続で出題されたり、1年おいて2年後に出題されることがあります。これは、同じ試験官が問題を作成する際、その試験官が一番関心のあるトピックを独自の視点で問いたいためにおこることです。過去問と同じ形式の問題が出題される保証はどこにもありませんが、出題されたらしっかり得点できるよう準備しておくことは大事で、漠然と全体を勉強しようとするよりも断然効率的です。
予備校の模擬試験は過去問をベースに作成するため、過去問の形式で出題されることがあります。練習としては有用ですが、試験官が作成したものではないため、どうしても本番の問題とは切り口が違うことには留意が必要です。
英検などは毎回同じ形式の問題が出題され、解答のコツをつかんで勉強を続ければ必ず合格できます。これは、英語力は絶対的に測定しにくいものであるため、一定のものさしをあらかじめ用意し、一定の数値をクリアすれば合格とする試験の運営方法です。毎回出題形式の異なる資格試験も、実力を絶対的に測ることはできないため、一定のものさしと合格ラインが必ず用意されます。過去問というかたちでこのものさしが提示されているならばこれを活用しない手はありません。このものさしのヒントになりそうな要素はすべて活用するという意識は欠かせてはならないと思います。

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2020年6月 7日 (日曜日)

新しいテーマパーク様式

枚方パークが再開したのでさっそく父子で行ってきました。密にならないよう入場制限ありで、入り口では検温もあり厳戒態勢での開園でした。
かつてみたことのない長蛇の列?と思いきや、並ぶ人の間に2メートルおきに赤いラインがひかれており、前後にソーシャルディスタンスを保とうという試み。列の長さのわりに早く乗り物に乗ることができました。
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乗り物は交代の度に全消毒作業を行うため、この待ち時間が長かったですが、安全優先のためやむなしです。
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人気アトラクションのぐるり森をはじめ、屋内アトラクションはまだ全部閉まっています。
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絶叫急流下りは絶叫禁止で運営されています。正直、絶叫は不要なのでこの機に絶叫なしにしてしまえばよいと思います。
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このように、従前に比べるといろいろ不自由や待ち時間の長期化など悩ましい問題はありますが、これが今後、テーマパークで安全に楽しむための新様式なのかと思います。早く慣れてしっかり楽しめるようにしたいと思います。

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2020年6月 6日 (土曜日)

焼酎薄めで楽しむ

私はお酒は飲みますが、あくまで食事がメインで食事に合わせてお酒を楽しみます。野菜にはワイン、揚げ物や焼肉にはビール・ハイボール、刺身や寿司には日本酒といった感じです。こうして食事にお酒をあてはめる中で焼酎がうまく食事とマッチングできず(日本酒とかぶり、どうしても日本酒を優先してしまう)、なかなか飲む機会がありませんでした。
しかし最近、焼酎を飲む機会が増えました。夜にちょっと酔いたい時に焼酎を薄めで飲むとほどよく酔えて次の日にも残らずうまくやりくりできると知ったからです。日本酒やワインやハイボールではアルコールがややきつく、寝る前に飲むと体によくなく、ウイスキーは薄めで割るとあまりお酒らしさがなくなり満足感が不足します。しかし、焼酎は薄めで割ってもお酒感が残るため、体への負担をへらしながらお酒を楽しむことができます。
食事に合わせてお酒をたくさん飲む、あるいは強いお酒を飲むことは1つの楽しみ方ですが、お酒は量や強さだけではなく、こうして薄めでまったり楽しむのもありでしょう。しばらく焼酎薄めで楽しんでいきたいと思います。

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2020年6月 5日 (金曜日)

パブリック・インテレストの対象は行動の見える化を!

スポーツや芸能のプレーヤーが試合や公演を開こうとする場合、当然、それに先立ってPCR検査が必要です。検査をすれば確率的に、試合直前に陽性が判明するというケースもふえていくでしょう。このとき、メディアを通じて直近の活動に問題はなかったというだけではファンはなかなか信用できません。スポーツ選手が芸能関係者が、週刊誌等に不祥事の証拠をはっきりと提示されているにもかかわらず言い訳に終始するケースは過去に何度もあり、一般人目線では、「スポーツ・芸能関係者は、保身のためにしばしば嘘をつく」という経験則が定着しているからです。
おそらく、「情報を隠す」という手法は過去に有効であったセオリーですが、最近の週刊誌等の取材力やネットポリスの捜査能力を考えると、すぐにばれる嘘をつくのは逆効果です。現代的には、パブリック・インテレストの対象こそ、ツイッター等で日々の行動を見える化すべきだと思います。
コロナに罹患する可能性は決して夜遊びだけではなく、電車移動や、喫煙所等での短時間の接触でも罹患するおそれがあります。そうした経緯での罹患だと周囲が理解できれば、自衛活動もできますし、批判の種もなくなります。
日大フットボール部のタックル問題でも、タックルをした選手はすべてつつみ隠さず話すことで、批判の対象から外れ、共感を得ることができました。コロナ罹患という事実は批判にも共感にもつながり得ます。公共の関心の高い地位の人ほど、自分の行動を丁寧に発信し、これを共感につなげることが肝要だと思います。

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2020年6月 4日 (木曜日)

危機感をどうとらえる国民性

日本のコロナ対策が世界から注目を集めています。諸外国に比べて非常に緩く、予算もかけずにコロナ対策の一定の成果をあげることができた最大の要因は間違いなく日本人の国民性です。
日本人は、東日本大震災の時もそうでしたが、危機に対して「何とかしなければ」という意識が強く働きます。3月の時点では新型コロナに対する危機意識が低かったため、台湾や韓国に比べるとピークアウトの時期は大きく遅れましたが、4月以降に危機意識が浸透すると、外出自粛や営業自粛がどんどん進行し、感染拡大を防止することに成功しました。
諸外国では危機時には略奪が横行するといいます。それは危機に対して「自分だけでも助からないと」という意識が働くからだと思われます。このような危機をどうとらえるかという国民性の違いが、諸外国とコロナ対策に大きな差を生じた要因であり、これは日本人の倫理観や地震・台風災害への対応の経験に基づくものです。
しかし、この国民性、若い人には少し違うかたちに変容しているようにも見受けられます。勤めている会社が倒産の危機に瀕した際、上記の国民性を有する社員であれば「倒産を回避するよう力を合わせて頑張らないと」と考えますが、最近の若い人は「うちの会社倒産しそうだから早く転職準備しよう」と考える人が増えているように見えます。
危機に向かい合った経験が乏しいからこれにどう向かい合えばよいかわからない、というのであればよいですが、様々な外国文化が流入して、国民性まで外国流に変容していくと、今後の危機対応に不安が生じます。
コロナ騒動では、大型の震災や台風時のように、日本人の良き国民性を再認識することができました。これをどう後世に受け継いでいくか、しっかり検討していくべき時期に来ているように思えます。

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2020年6月 3日 (水曜日)

組織風土醸成のエンフォースメント

組織がうまく成長していくためには、リーダーから個々のメンバーまで全員が意識の高い集団を目指していかなければいけません。そのためには、リーダーが率先してその風土を醸成し、ミドルマネジメントがさらに最下層のメンバーまでこれを浸透させていく必要があります。これは言葉にすると簡単ですが、実行はなかなか難しいです。理解してもれない人間にどう理解させるかという課題にうまい解決策がないからです。
最近の最も身近な例でいえば、日本は首相のリーダーシップのもと、法令で強制するのではなく、各自の外出自粛等意識の向上によりコロナに打ち勝とうとしました。これには多くの国民が賛同し、相応の成果を得ることができたのは確かです。しかし、外出自粛に対する理解が低く、連日パチンコ屋に並ぶなどの人も問題視され、さらにそうした人を自発的に取り締まろうとする自粛警察なる人物も話題を呼びました。
意識の向上は組織の成長に必須ですが、ルールで強制されるものではありません。ルールで強制されるものではないということは、パワハラなどの不当な圧力による事実上の強制であってもなりません。「組織のやり方に従わないやつは干して自発的にやめさせる」というのは、体育系クラブや未成熟な企業でありがちなやり方ですが、決して干したり(能力に対して著しく容易または少ない役割を任せる)、いじめやパワハラ・モラハラで組織のやり方を事実上強制すべきものではありません。
かといって、「人柄」や「コミュニケーション」だけですべて解決する問題でもなく、要はセオリーとなる解決策のない課題であるたま悩ましいのです。ただ、1つ言えるのは、急にこの課題解決の必要性に気づいて急に組織の意識を飛躍的に改善することはおそらく困難で、組織結成当初から時間をかけて丁寧に組織の正しい風土の構築に努めなければならないと思います。
自粛が大事だとわかっていても自粛できない未熟な人はどうしてもいます。そうした人を、強制や事実上の強制で簡単に従わせようとするのではなく、地道に時間をかけて説得することが非常に大事です。

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2020年6月 2日 (火曜日)

ニュースタンダードへの回帰

コロナの感染拡大はひとまず収束に向かい、これからの新しい生活の仕方に注目が集まり始めています。「新しい」というのは、コロナ以前の生活にもどるのではなくて、新しい標準生活に回帰することを意味しています。
代表例がテレワークの積極的導入です。コミュニケーションは直接会って直接行うことが最も確実性が高いため、仕事や会議は皆で集まってやるのが古いスタンダードですが、これからはテレワークベースで、いかに電話やWEBベースで確実性の高いコミュニケーションを行っていくかを追求することになります。
買物も、行列のできるお店に長時間並んで買うというのは今後敬遠され、抽選ベースのネット注文と、並ぶにしてもソーシャルディスタンスをしっかり確保しての行列になっていくと考えられます。
日本人はもともと衛生面はしっかりしている民族でしたが、今後はますますうがい手洗い等が徹底されていくでしょう。
これらは、外的環境の変化に伴い、ベストな選択が変わってしまったことによるもので、我々はもちろん今のベストな生き方を選択していかなければなりません。頑なに全員集合しての会議にこだわる上司はチームをまとめにくくなっていくでしょうし、衛生面にあまり気を払わない人は自然と他人を遠ざけてしまうでしょう。
昔こうやっていたからこれでいい、ではなく、今、何がベストなのか考えてできる限り早くニュースタンダードを定着させられるかは、個人同士の成長レースでもあり、これを早く達成できた人ほど新たな機会に恵まれていくのだと思います。

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2020年6月 1日 (月曜日)

「模範解答」を掲載できない理由から読み解く論文式試験攻略法

資格試験の論文式試験や、大学入試の小論文、国語や社会の論述問題については、出題者から模範解答が提示されるケースはほとんどありません。これは「模範解答」すなわち、得点率100%の答えが存在しないからだと推察されます。
採点者が多くの答案を読み、一定割合の受験生を落とさなければいけない試験では、出題者が暫定的に、受験生に答えてほしいキーフレーズやポイントを設定し、その記載のある答案に得点をつけていく採点方式をとるしかありません。仮に教授の論文くらすの秀逸な答案を書いたとしても、出題者の設定したポイントを外せば合格できません。
これに対し、受験予備校等は模範解答なるものを公開します。これは受講生のニーズにこたえるサービスですが、この模範解答は得点率100%の答案ではありませんし、しばしば「これ合ってるの?」と疑義が飛び交うケースもあります。受験予備校も得点率100%の答案などないことは重々把握したうえで、出題者が設定した得点のつくポイントを予想し、「この程度書ければ落ちないだろう」という水準、例えば100点満点の試験で合格点が60点なら65~70点くらいの答案を模範解答として提示しているのです。
このように、論文式試験は得点率100%の答案がないため、出題者は模範解答を提示しません。ここから読み解くべき試験攻略法は、受験予備校のように、出題者の設定したポイントをできる限り読み解いて、無難に合格点の少し上を確保することです。しばしばいわれるように、大量点を狙ってホームラン答案を書いたが逆にひどい点数で返ってきた、というようなリスクは極力回避して、とにかく、確実にとれるポイントを積み上げ、限られた時間や字数の中で、要領よく多くのポイントを盛り込むテクニックが大事になります。
仕事ではこのように最初から70点を目指すような姿勢は厳禁ですが、試験対策としてはメリハリをつけて無難に小点を拾っていく戦略が有効です。

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