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2020年6月 1日 (月曜日)

「模範解答」を掲載できない理由から読み解く論文式試験攻略法

資格試験の論文式試験や、大学入試の小論文、国語や社会の論述問題については、出題者から模範解答が提示されるケースはほとんどありません。これは「模範解答」すなわち、得点率100%の答えが存在しないからだと推察されます。
採点者が多くの答案を読み、一定割合の受験生を落とさなければいけない試験では、出題者が暫定的に、受験生に答えてほしいキーフレーズやポイントを設定し、その記載のある答案に得点をつけていく採点方式をとるしかありません。仮に教授の論文くらすの秀逸な答案を書いたとしても、出題者の設定したポイントを外せば合格できません。
これに対し、受験予備校等は模範解答なるものを公開します。これは受講生のニーズにこたえるサービスですが、この模範解答は得点率100%の答案ではありませんし、しばしば「これ合ってるの?」と疑義が飛び交うケースもあります。受験予備校も得点率100%の答案などないことは重々把握したうえで、出題者が設定した得点のつくポイントを予想し、「この程度書ければ落ちないだろう」という水準、例えば100点満点の試験で合格点が60点なら65~70点くらいの答案を模範解答として提示しているのです。
このように、論文式試験は得点率100%の答案がないため、出題者は模範解答を提示しません。ここから読み解くべき試験攻略法は、受験予備校のように、出題者の設定したポイントをできる限り読み解いて、無難に合格点の少し上を確保することです。しばしばいわれるように、大量点を狙ってホームラン答案を書いたが逆にひどい点数で返ってきた、というようなリスクは極力回避して、とにかく、確実にとれるポイントを積み上げ、限られた時間や字数の中で、要領よく多くのポイントを盛り込むテクニックが大事になります。
仕事ではこのように最初から70点を目指すような姿勢は厳禁ですが、試験対策としてはメリハリをつけて無難に小点を拾っていく戦略が有効です。

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