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2020年5月22日 (金曜日)

緊急事態宣言解除後も、大型集客イベントは戦略的自粛を継続し、小規模集客イベントはビジネスモデル存亡をかけて強行する

緊急事態宣言の全面解除が近づいてきましたが、プロスポーツの試合は無観客で、有名アーティストのライブイベントは自粛を継続すると想定されます。その根拠は、諸外国で感染の第二波が確認されており、ピークアウトが早くに訪れた台湾や韓国でも、今なお、外出時はマスク着用のうえ、大型イベントは自粛しているからです。
プロスポーツ球団や有名アーティストにとっては、観客を集めることができないのは極めて大きな痛手になりますが、集客は諸刃の剣で、仮に新型コロナのクラスターが発生すると、その法的・道義的責任も天文学的数字になりかねません。そのため、諸外国の事例も見ながら、当面は大型集客イベントは、物理的に開催可能であっても戦略的に自粛を継続します。
これに対して、小規模のライブハウスや無名アイドルの握手会等のイベントは開催されそうです。こうした業者やタレントらにとっては、仕事をしなければ食べていくことができないため、もう活動自粛の余地がないからです。ただし、当然これも諸刃の剣で、1つのライブハウスや握手会イベントでクラスターが発生すれば、同業全体を巻き込んで、そのビジネスモデル自体が社会の敵となり、抹殺されてしまうかもしれません。
スポーツ・芸能分野はこうして事態が落ち着いても引き続きビジネスモデルの改良を余儀なくされ、特に、集客型の活動は大きくかたちを変えざるをえないかもしれません。これは業界の大きなピンチですが、同時にチャンスでもあり、新しいビジネスモデルをいち早く構築し、契約や知的財産権で囲い込むことができれば大きな利益につながり得ます。今、スポーツ・芸能界が考えるべきは、「どうやって集客イベントを開催するか」ではなく、「集客にこだわらない新しい魅力的なサービスの提供方法」ではないかと考えられます。

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