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2020年3月12日 (木曜日)

カニバリゼーションと大通り沿いにご注意を

コンビニの倒産が増加傾向にあります。理由はいろいろとあるとは思いますが、最大の原因は各グループのトップマネジメントはグループ同士のシェア争いにばかり注目し、個々の店舗の立地に注意を向けていない、経営初心者のフランチャイジーに任せっぱなしであることであるように思います。
私の家の近くには、大通りを挟んで同じ系列の大手コンビニチェーン2店が並んでいました。車で通る人は道路の右にも左にも同じコンビニがあるわけです。健闘はしていましたが、最近、一方の店舗が閉店になりました。閉店の大きな理由のつが、同じコンビニ同士で客を奪い合ったことであることは容易に想像できます。このようなケースをカニバリゼーション(共食い)と言います。コンビニに限らず、最近経営不振の某ステーキチェーン店もこのカニバリゼーションで店舗減少を余儀なくされています。
もう1つ立地で大事なのは、大通り沿いはコスパが非常に悪いということ。新規出店の際、できる限り早く近隣の通行者にお店の存在を認知してほしいのはわかりますが、大通り沿いのコンビニは車の通行は多くても、駐車場がなければ入店は期待できません。それでいて大通り沿い物件は賃料が高いのでふんだりけったりです。店舗は大通りから少し入った割安物件を選んだうえで、近隣のマンション等に新聞の折り込みチラシを入れる等による地道なPRの方が有効でしょう。
とはいえ、本部がPB商品の配送の都合上、車で移動しやすい立地を指定しているのかもしれません。もしそうであれば、今一度利用者目線で立地を考え直すことが大事です。
同一チェーン同士の共食いを回避することは初歩の初歩だと私は思うのですが、そのうえで、近時、車自体は売れていないとしても、カーシェアリング等で車で移動する人は決して減っていないため、運転者に優しい立地を考えるのは大事だと思います。そう考えると、都心でも、メジャーでない通りにあり、隣にコインパーキングのある物件などは、あまり目立ちませんが非常にポテンシャルがあり、今後注目を集めていく可能性があるのではないかと思います。

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