« 倍率に応じた戦い方 | トップページ | コンプライアンスは誰のために »

2020年2月 4日 (火曜日)

トップランナーズハイ

今年の内容改変により、火曜日は従前の「逆転の一手」と「個の成長」を合わせたような内容を、できる限り実在の事案をベースに紹介したいと思います。
今日は、私自身観戦した、先日の大阪国際女子マラソンの話。我が家のベランダから見える道路がコースになっているため、毎年時間を見計らって沿道に応援に出かけています。レースは東京五輪の最後にきっぷがかかったものであるため、序盤からハイペースな試合となり、折り返しまでは10名ほどの集団でしたが、20キロ以降少しずつ選手が脱落し、20キロすぎで、ハイペースで辛いはずの松田選手がさらにギアをあげて後続を振り切り、五輪代表となる基準タイムをクリアして優勝しました。
私がすごいと思ったのはもちろん、この30キロすぎでギアをあげたところ(ここは帰宅してテレビで見ましたが)。普段のレースでは走らないハイペースで走ってきて、ライバルが脱落する中でさらにペースをあげられるのかと、人間の底力に普通に感動しました。解説の方が「ランナーズハイに入っている」と説明していましたが、おそらく単なるランナーズハイではなく、トップランナーだけが入れるトップランナーズハイともいうべき状態なのだったのかと思います。
目の前の相手に勝ちたいという気持ちで力を出すことと、トップでありたいという気持ちで力を出すこととは異なります。当然後者の方が圧倒的に強い力です。この2つの違いをふまえると、本当にトップを目指して頑張る人はこうしたトップランナーズハイに入ってしまうので、一度遅れるともう逆転の目は生じない可能性が高いのかと思います。
我々は、本当に勝ちたいときは自分の力以上を出せると考えがちですが、どの業界でもトップランナーの底力は、我々凡人をはるかに凌ぐもの。いざ業界のトップランナーに挑む際には、単に自分の力を出す以上に準備しなければたくさんあることがよくわかります。

|

« 倍率に応じた戦い方 | トップページ | コンプライアンスは誰のために »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 倍率に応じた戦い方 | トップページ | コンプライアンスは誰のために »