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2020年1月23日 (木曜日)

若さ<経験

雇用が流動化していない時代、大企業には大学新卒の中でも上位クラスしか入れず、年功序列制度の中で逆転はほとんど生じませんでした。雇用が流動化し始めた時代、大企業は他の企業で活躍していたり、自社にない貴重な経験を有している人材を補充するようになりましたが、中途入社から幹部候補に登用するのはまだ稀でした。
しかし、雇用の流動化が進み、企業が、自社の生え抜き社員が有していない能力や経験を中途採用に求め、さらに、こうした人に積極的に大きなプロジェクトを任せるようになると、意外に使える人材は自社生え抜きよりもはるかに使えることに組織は気付くようになりました。今では、中途採用者が生え抜きを押しのけて昇進していくことは決して稀ではありません。
一昔前までは「若くして一定のレベルに達していた」ことがその後の成長も含めた将来能力を測るバロメーターだったのが、完全に実力主義に移行し、そうなると、企業内にライバルとなる能力や経験を有した者がいない中途採用者が有利になったとさえいえるかもしれません。このように、現代では逆転はしやすくなっていると思います。一昔前は東大卒の肩書を覆すことは困難であたっため、皆こぞって東大を目指しましたが、今逆転に必要なのは東大卒という大衆的な肩書よりもレアな経験・スキルだと思います。
そう考えると私も、弁護士業界でかなりレアな経験とスキルを備えてきたかとも思いますが、逆転のために道を選ぶ際は、王道ルートよりも、ニッチさを追求したマニアックルートを選んだ方が確率が高くなったのかもしれません。

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