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2019年12月12日 (木曜日)

「大」はリスク

一昔前の成長期には、将来を見越して積極的に投資したものが勝ち、の風潮が強く、新規開業のオフィスもやたら広かったり、仕入れもやたらと大量に仕入れて、その後の変更のコストや単位あたりのコストを下げることがセオリーでした。つまり「大が正解」というわけです。
しかし、今はシェアオフィスや自宅でコンパクトに開業したうえで、その後の成長が見えた段階で順次サイズを拡大していくやり方が浸透してきています。初期の大きな投資はリスクであり、このリスクを極力下げて安定的に伸びていこうという考えです。私も基本的にこの考え方に賛成で、「大はリスク」と考えるようになりました。
このように、リスク回避のために、小さな投資から少しずつ大きくしていくのが、追いかける側の1つのセオリーになりつつありますが、これは同時に逆転のチャンスを待つ受動的な一手にもなり得ます。一定の規模のジャイアントになると、こうした小さなプロジェクトは採用できなくなり、大型プロジェクトを立ち上げて、成功させ続けることでしか成長できません。
もちろん、ジャイアントは十分な体力があるので1回や2回プロジェクトに失敗してもビクともしないでしょうが、組織の空気が、「大型プロジェクトありき」で突っ走りすぎ、失敗がかさむと社員のモラールはどんどん低下し、崩壊に進んでいきます。
コンパクトにプロジェクトを立ち上げてのんびり育てていくのは、追いかける側にのみ与えられたカード。大きく成長するためにはどこかでリスクをとる必要はあるものの、リスクをとらざるえをえない場面以外は手堅く進めていく方が、遅いようで実は逆転が早く訪れるのではないかと思います。

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