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2019年11月 7日 (木曜日)

のんびり行こうよ

とかく効率性を要求される時代、成果主義よりも、「できる効率化をそつなくこなしたか」が評価の対象になりがちです。大手企業など、レベルの高い組織では、これができなかった段階で即出世ルートから外れてしまうこともあり、「考えうるムダは徹底的に排する」という考えは現代的にますます強くなっています。
しかし、スタートからそんなにあくせくする必要があるでしょうか。超スロースターターの私はこの点でいつも損していますが、結果的にほどほどのポジションを維持できています。「ナンバーワンを目指す」のであれば、こうしたムダを極力排することは必須です。しかし、トップを目指さないのであれば、のんびり行けばいいのではないでしょうか。
本屋に行けば、このようにのんびり行くことを勧める本がいくつかみつかります。ベストな効率を追求するデメリットは視野やスキルの幅が狭くなることで、たまにはのんびり寄り道して、知見を広めることが大事だと説明されています。これこそ、まさに逆転の一手の手がかりなのです。
逆転を試みるほどに広がった差というのは、ライバルがスタートから最善の効率を意識して突き進んだから。ここから同じことをやっても差は縮まりません。逆転の一手は相手と異なるやり方を選択する必要があり、相手の目先の効率性を優先するやり方に対しては、急がば回れで中長期的に早道になるやり方を選ぶのがベストです。そのために、のんびりできるところはのんびりして、ただダラダラするのではなく、自分がこれまで気付かなかったことに気付く時間にすると、いい案が思い浮かぶかもしれません。
勝負は、100メートル走のように一瞬で決まるものばかりではなく、長い闘いでは必ずしもスタートダッシュがすべてを決めるわけではありません。意図的にのんびりすることも、時にそれが逆転の一手を生み出す妙手になるかもしれません。

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