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2019年10月31日 (木曜日)

チームコミュニケーションで共有すべきは?

チーム活動では、日ごろのコミュニケーションにより、チーム全体として描く絵を共有することが大事です。私が東大アメフト部にいた際は、練習日は毎晩、ビデオを(オフェンス・ディフェンス別で)全員で見て、どのような体型であればどのように攻撃するか(私はオフェンスだったので)のイメージを徹底的に共有しました。おそらくサッカーでもラグビーでも同様のイメージ共有を行っていると思います。
ここで気をつけるべきは、何でもかんでも共有すればよいわけではなく、チームにとってベストの絵を共有しないと意味がないということです。たとえば会社で中間管理職を筆頭とした食事に行った際に、経営者のビジョンがダメだとか、その場にいない管理職やチームメンバーの悪口が出たり、成果を出すためにはルールに則らなくてもよい、といった会話がなされると、そのチームで共有される絵は組織に対してマイナスとなる絵で、決して組織を良い方向には導きません。
個々人が描く絵は様々です。ある時には一末端メンバーの描く絵がチームにとって最善であることもあるでしょうし、一個人がベストだと自画自賛する絵は、組織に不利益をもたらすものであることもよくあることです。お互いあーだこーだ言い合った際に、本当にチームにベストな絵を選んで全員での共有まで持っていくことが大事で、能力は高いがリーダーとしては未熟な人間はここで、しばしばマイナスの絵を共有し、チームを迷走させがちです。
ルールに則ってベストな成果を得るやり方は、言うのは簡単ですが人それぞれ違う絵を描きがちで、場合によっては悪口やいじめなどは違法ではないからルール内だと言い張る人さえ出てくるかもしれません。そうした際に、適切にチームコミュニケーションをコントロールし、選ぶべき絵を共有する方向に導くことがリーダーの仕事であり、そうした空気を創れるチームに、逆転の一手は生じるのだと思います。

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