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2019年9月19日 (木曜日)

それは現状維持の一手?

組織ではしばしばトップが、メンバーが納得できない内容の決定をすることがあります。それは、大きな戦略の中ではやむをえない措置でありつつ、メンバーにも詳しい説明ができない背景があることが多いと思うのですが、人材不足の現代においてメンバーの造反は極力避けるべきで悩ましい問題となりえます。
この際、話題をそらす、という手法がしばしばとられます。たとえば、近隣のある国では、疑惑のある人物を要職に就ける人事を強行し、反発する国民感情を反日へそらそうとしています。しかし、これは問題を解決する「逆転の一手」なのでしょうか?
組織のメンバーは組織に不満があっても、その不満を脱退や暴動というかたちで表すことには抵抗を感じます。話題をそらすという手法は、ここにつけこみ、心理的に強い反対にできないよう誘導するもので、根本的な問題を解決するものではないため、「逆転の一手」ではありません。
破綻に瀕したカップルが、相手に別れを切り出させないために、決断を先送りさせる手法はいくつかあります。しかし、それで先送りができたとしても、要は時間稼ぎができたというだけで、その時間内に逆転の一手をい見出さなければかえって結論が遅れ、双方は不利益を被るだけとなりかねません。
ピンチの際に打つ手はいくつかあります。しかし、そこでまずその手が、現状維持の一手か逆転の一手かきちんと見極めましょう。逆転の一手は時間が経過すればするほどハードルが高くなります。ですので、時間稼ぎの一手を選ぶ際には、その後によりハードルの高い逆転の一手を見出さなければならないことをきちんと認識して選択しなければなりません。
このように、ピンチの際に選ぶ選択肢は第一感だけではなく、その本質をきちんとふまえて考えなければなりません。これは、不利な状況から逆転を目指す以上、やむをえないことなのでしょう。

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