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2019年8月22日 (木曜日)

逆転の一手は強烈な一手をお見舞いするのではなく

値下げによる販売戦略において、短期間に大幅な値下げをするよりは、長期にわたって少しずつ値下げした方が消費者は価格が下がったと思いやすいという理論があります。逆転の一手も同様に、強烈な一手をお見舞いするよりは、ジャブを当て続ける方が相手に与えるダメージが大きいのではないでしょうか。
いわゆる勝負手一発が放たれたとして、リードする側はその一瞬我慢しさえすれば自分のペースに戻りますので、落ち着いて態勢を立て直すことができます。逆に小さい手が簡単に決まり続ける状態は、我慢する期間が見通せずに集中が切れてしまうおそれがあったり、反撃を焦ってしまったりと、リードする側に「らしくない」対応を誘発させることが期待できる点が大きいです。
「逆転の一手」と言うと、将棋でソフトの評価値がまったく逆に触れるような大技を想像しがちですが、実は地道にできる攻撃を続けていくことが逆転の一手に近いものでしょう。将棋の評価値を一変させる手も、それ自体が強烈な一手ではなく、その先に攻めが続いていく中で徐々にリードが開いていく流れを変える妙手がない、というものであることが多いように思います。
というわけで、逆転を目指すうえでたどりつくべきは、大技をきめることではなく、小技を決め続けること。その方が、追う側にもハードルは低いように思います。気負いすぎて自滅しないためにも、「大技厳禁」は普段から徹底しておいてよいかもしれません。

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