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2019年5月 3日 (金曜日)

忙しい会社には入ってはいけない

学校で先生に誰もが言われる言葉「質問する前に自分で考えられるところまで考えなさい。そのうえで、わからない部分を質問しなさい」。これは単に先生が楽をしようとしているのではなく、こうしないと知識が身につかないからです。
教えてくれといって教えてもらった知識に強いありがたみを感じる人は少ないです。そのうえ、取得に苦労もしていないので、身体にも身についていません。そのような内容は、時間がたてばすぐになくなってしまいます。ですので、自分で考えられるだけ考えて、苦労してみることで身につくのです。この理屈は個の成長を目指すあらゆる場面に有効で、一直線に成果を求めずいろいろ考えて苦労してみることが非常に重要です。
話変わって就職の選択の場面。就職先を選ぶにあたり、最近の若い人はゆるい職場志向が強いようですが、私のような就職氷河期経験時代は、仕事の多いしんどい職場志向を持つ人が多かったです。それは、ひたすら多くの実戦をこなすことで自らの成長を目指す意図があります。しかし、こうした忙しい職場では冒頭の先生の話とは全く逆の事が言われます。「わからなければすぐに周囲に聞いてさっさとやれ」
つまり、忙しい職場では実戦の機会は与えられますが、じっくり考える機会は与えられず経験を蓄積する術が限定されるのです。思うに、成長は、実戦によっても得られますし、自分でしっかり考え込んで身につくものもあり、一概にどのパターンがよいかを決めることはできません。要は、自分の学び方に照らして、実戦が良いのか、体験が良いのか、本を読むのがよいのかなど、様々ある手段の中で最善の手段を毎回毎回考えていく必要があるのです。
経験を積めば成長できるわけではありません。ですので、それを見込んで忙しい組織に加入するのは、時に悪手になることも、自らの成長の観点から覚えておくべきことでしょう。

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