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2019年5月30日 (木曜日)

上に行けば行くほど「我慢力」

実力の拮抗した相手同士の勝負は我慢比べになりがちで、どちらが先に息切れしてしまうかが勝敗を分けがちです。そのため、普段から我慢する訓練をしておくことも勝ち抜くために重要です。
時々、偉くなれば我慢しなくてよくなる、という趣旨の発言をする人がいたり、下の立場にいたときは腰が低かったのに、立場が上がると急に横柄になった、というような人を見かけます。こうした人は普段の生活の中で我慢をする回数も確率も減っていると思われ、そのしっぺ返しは、きわどい勝負において、我慢しきれず先に転げ落ちてしまう、という結果で受けてしまうことになるでしょう。
おそらく、どの分野でも自分より前をいく人がいない、というような場面にはほとんど出会わないはずです。必ず自分の前を走る人がいて、自分を追いかけてくる人がたくさんいる。そういう状況の中で、実力の拮抗したきわどい勝負はいくらでもあります。これに勝ち抜かなければ上に進んでいくことはできません。進んでいくためには我慢する力が不可欠で、きわどい勝負が増えるより高い位置に行けば行くほどこれを磨く必要があります。
成長している企業の社長は、うまくいっていない企業の社長に比べて、腰が低くてよく人の話を聞くと私は感じます。組織のトップがさらされるストレスは、フォローするメンバーの比ではないはずですが、それでもいつもニコニコし、我慢し、相手を立てるのです。それが、社長よりも地位の低い中間管理職が横柄になってどうするというのでしょう?
きわどい勝負を勝ち抜いて逆転していくためには、そうした場面が増えるにつれてより一層、我慢する力も磨いていく必要があるのです。

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