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2019年3月22日 (金曜日)

軸を拡張せよ

資料を見せられて、一通り説明を受けて、その範囲で概要を理解するのは難しくありません。しかし、目標は事案の理解ではなく、現状の打破である以上、何らかの解決策を導く必要がありますが、資料と説明だけから得られる内容では解決策までたどりつけないケースも多いです。
これは、資料を見せられて、一通り説明を受けただけでは事案の概要を十分に理解できていない事が原因です。もちろん相手は事案の概要全体を短時間で説明しようと頑張ってまとめてきたのでしょうが、受け取る側からすれば、端折られた説明では気づかない視点があり、説明と理解のギャップを生んでいるわけです。
そこで対策なのですが、このような場面で一通り説明を受けて、全部わかった気になるのはやめましょう。説明内容をふまえて、それを自分の理解で二次元に敷衍することはそんなに難しくないはずです。しかし、見逃した第3、あるいはそれ以上の次元軸にはその後気づくのは困難です。そこで、自分の理解は不十分だという認識のもとで、自分に見えない新たな軸の存在をあぶり出すのが、優秀な聞き手がなす仕事です。
これは弁護士を含む聞き商売だけの話ではありません。何か問題にあたって、自分で探れるヒントは探って、それを二次元に敷衍することまでは多くの人ができます。しかし、見えていない軸を探し当てて三次元的にイメージを膨らませる人は限られています。業務として頑張るにしても、個の成長のために頑張るにしても、この視点は欠かせません。見えないところに新しい活路を求めて、打開策と成長の機会を得るというのは文字上はセオリーですが、普通はなかなか実践困難です。しかし、これをはなから諦めず、見えない道の存在を探り当てる意識こそが、プロジェクトの成功のためにも、個の成長のためにも避けて通れない事なのかと思います。

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