« How much is the best fat rate | トップページ | ずっと強みで勝負できるとは限らない »

2018年10月31日 (水曜日)

情報を隠しきれない時代

スキャンダルをすっぱ抜かれた際、とりあえずその時点では否認しつつ、後日証拠をつきつけられて認めるという格好悪い対応をする著名人が増えています。一昔前は、スキャンダルが事実であっても否認を通せば逃げきれることも多かったが、最近は探偵のスキル向上や、SNSを通じた「一般人の目」という証拠の広がりにより、単純否認では逃げきれなくなってきたのでしょう。事実は真実、隠蔽しきれない。これを意識して被害を最小にする対応を考えるのが現代的に重要な戦略です。
その対策1は、情報源を買収すること。週刊誌はスキャンダルをすっぱ抜く前に必ず本人に記事買取の打診をするようです。多くの著名人がこれに応じなかったのは価格が高額であったからだと推測されますが、記事が公開されると言い逃れできない時代だと認識していると、買った方が得だと判断できるでしょう。週刊誌なら卑怯な不意打ちはないかもしれませんが、一般私人であれば、推理小説でよく出てくるように、証拠を少しずつ小出しにして長期間にわたって恐喝してくる可能性があります。ですので、相手の手札すべてをいかに早く把握できるかが交渉のポイントになるでしょう。
対策2は、反対証拠を準備すること。たとえば不倫は事実でなくとも疑われた段階でアウトです。ですので、事実上疑われた側が不倫でないことを証明する必要があります。そこで、疑われそうな局面では第三者に立会いを求める、会話を全部録音するなどして「不倫でないこと」の証拠を残すべきです。
刑事弁護を担当して単純否認をする人は多いですが、まず無罪はとれません。具体的な理由を明らかにした否認事件でいかに否認理由の根拠証拠を集めるかが弁護士の仕事になります。情報は隠しきれない時代、消極的な否認を脱し積極的なアクションが求められるようになっています。

|

« How much is the best fat rate | トップページ | ずっと強みで勝負できるとは限らない »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 情報を隠しきれない時代:

« How much is the best fat rate | トップページ | ずっと強みで勝負できるとは限らない »