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2018年9月27日 (木曜日)

罰するより賞を増やせ

プロ野球のペナントレースでは、例年、シーズン終盤に失速するチームとギアをあげるチームがあります。もちろん、その理由は様々で、私の知りえない理由もたくさんあるのでしょうが、しんどい時期にチーム力を上げるチームと下げるチームの違いにはいくつか心当たりがあります。
1つは、盛り上げ役の存在。チームに少し上向き兆候が見られると、「もっと頑張ろう」と、チームを盛り上げる人は重要です。最初は小さな力でも、それがどんどん周囲を巻き込んだ時にチームの勢いが確立され、疲れた選手ももう少し頑張ろうという気になります。逆にいえば、シーズン終盤に、チームの勝敗よりも個人成績を整えに入ったベテランがいると、この気運は逆に働くため、ベテランにそのような待遇をしないことも重要です。
2つ目には、チームの成績・個人の成績が向上することによって加速度的に評価があがる仕組みがあるか否か。個人成績に関しては悪いと評価も悪化するのは当然ですが、このような「罰」があると、人は罰を受けない成績をコンスタントに残すよう行動し、大きな活躍を目指さなくなります。そうではなく、しんどい時期により一層の努力の上乗せを求めるなら、その努力に見合ったより多くの見返りを用意する方が合理的です。
以上をまとめると、苦しい時間帯にチーム一丸で頑張れる条件としては、その起爆剤となる人材と、そのしんどさに見合った見返りです。そのためには、標準的なパフォーマンスをすれば標準的な報酬がもらえて上下のブレの少ない契約よりも、最低保証は低めで、上下のブレの大きい契約の方が有利でしょう。
しんどい時間帯に人を動かすのは簡単ではありませんが、いくつかセオリーは確立しつつあると思います。画一的な対応ではなく、相手をいかに動かすか、相手の思惑を見越してうまいやり方を用意するのが、人をうまく動かして逆転に導く鍵となるでしょう。

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