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2018年9月19日 (水曜日)

時代の変化を受け入れよ

今年は特にパワハラの報道が増えているように感じます。報道されているパワハラはこれまでに普通にどのような組織でも横行してきたものが多く、現代だからこそ注目されているというのが実情だと思います。
パワハラの原因は組織のリーダーによる大きく2つの行為に基づくと思います。私物化と勘違い教育です。組織で権限をもった者が、組織内の人事等を私物化する目的で自分の意に反した者にパワハラをするのが1つのケース。もう1つは、組織のリーダーが過去に先輩等からパワハラを受け、それを糧に成長した経験を後輩に伝えようとするケースです。
生意気な部下を従わせるには、暴力や言葉の暴力を行使するのが最も手っ取り早く、これまで普通にこの手法が選択されてきました。しかし、現代の価値観では、こうした方法は荒っぽいやり方で、犯罪になるケースはもちろん、犯罪にならないケースでも倫理的に不適切であると判断されています。
先に述べたパワハラの2つのパターンは、このようなレピュテーションリスクのほかにも、組織の成長という観点からも、不適切だと説明可能です。組織の私物化は、組織の最善の選択に反する可能性が高く論外ですし、現代の価値観に合わない教育はメンバーの成長を妨げ、あるいは離脱を促進するおそれがあります。
権限を持ったからにはいい思いをしたい、自分は過去にパワハラの苦しい思いを乗り越え、それで今の自分がある。様々な思いはあるでしょう。しかし、組織に属する以上は、組織の最善の動きをサポートする義務があります。自分の求めるものは、組織を最善の状態で維持する中で、周囲とのコミュニケーションの中で追求されるべきもので、仮に組織から独断できる領域を与えられたとしても、それはその領域内で組織の利益を無視した自分の利益を最優先してよいということではありません。
パワハラ問題とか、働き方改革とか、組織の動かし方については一昔前の常識は現代の非常識で、速やかに今の価値観に適合したやり方に弾力的に対応していく必要があります。そのためには、時代の変化に敏感になり、これを受け入れる判断が非常に重要だといえるでしょう。

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