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2018年9月28日 (金曜日)

理論より実務。しかし・・

人の学び方にはいくつかのパターンがあります。理論の基礎を固めてからでないと実践ができない人、逆にいくら理論を学んでも身につかず、実践から学習する人、などです。私が以前参加したセミナーでは、「理屈は後回しでとりあえずやってみる」ファーストの人がアンケート上一番多かったですし、周囲を見回しても、本を読んでから実践するのではなく、まずやってみる人が多いように思います。
私が昔某官庁に任期付き公務員として出向した際、まずはじめに新人を対象とした2週間にわたるマニュアル研修会に参加しました。私は全く知らないことながら必死で勉強してその研修会のテストでは良い成績を収められましたが、その成果を実務で活かすまでには少し時間を要しました。これに限らず、新しい分野に挑戦する際、本を読んでその内容をインプットするまではそう苦労しませんが、それを実際の実務で役立てるアウトプットの段階で苦労することが多いです。ですので、実務をこなせるようになるためには、前提として本に書かれた内容を正確にインプットするよりは、実践する中で勉強していく方が有効だと私も思います。
しかし、これは比較的定型的な業務のカタチを丸暗記するやり方で、定型的な仕事を担当する限りでは有効ですが、非定型的な仕事を担当した途端に、トンチンカンな対応をして無力を実感することになるでしょう。
おそらく、まずカタチを実践の中で覚えるのは悪くないと思います。そこで終わらず、カタチを覚えた段階で、理論のインプットに戻り、正確な知識を身に付け、実務にフィードバックする、この活動が不可欠で、能力が表面的なもので終わるか、実務に活かせる有効なものになるかの境目になりそうです。
仕事のカタチを覚えると周囲の評価はあがり、仕事が増える時期かもしれませんが、そこで仕事を欲張らず、落ち着いて理論のインプットに努めることが個の成長にとっての最善手といえるかもしれません。

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