« 選択と集中の限界 | トップページ | あと5秒だけ »

2018年8月31日 (金曜日)

不得意分野を仕事にせよ

弁護士としてそれなりの事務所で修練を積んで独立できる力をつけた後、弁理士業界、会計士業界と新たな分野に挑戦し続けることに、「なぜ?」という声はよく聞きます。そうした声の主の意見は「得意分野で勝負していけば十分成功するのではないか?」というものです。
私も人生そろそろ折り返しの年齢です。しかし、まだまだ折り返し地点でこの後何が起きるかわかりません。変化の激しい世の中で最後まで生き抜くためには、小さくまとまってはいけないと思うのです。40代でもまだまだ貪欲に新たなカードを求め続けなければ、ちょっとしたアクシデントで今まで積み上げてきた土台はすぐに失われてしまうのではないでしょうか。
新たなカードを求めるには、新たな分野への挑戦が不可欠です。得意なことをやっていればミスは少なく、それにより、周囲の信頼は得られ、安定して仕事をこなすことができます。が、自己の成長は多くは望めません。
不得意なことをすると、失敗はしますし、それにより周囲の評価は下がります。この年齢になると1つの失敗が大きな損害につながり得るため、余計そのリスクは高いです。しかし、得るものは大きいです。
失敗したら、手持ちのカードで守りに入ればいいのではないでしょうか。そう考えると、失敗するまでは不得意分野に挑戦し続けてカードを増やすのが得策です。なんだかんだいって人はどんな失敗をしても生きてはいけます。そうであれば、目先の小さな利益にとらわれず、不得意分野を仕事にし続けて成長を続ける方が将来的に有益ではないでしょうか。
得意分野で勝負し続けると、自分はできる人間だと錯覚しがちです。これも大きなリスク。謙虚に貪欲に100年時代を生き抜くために、あえて不得意なことにチャレンジし続けることが大事なのだと思います。

|

« 選択と集中の限界 | トップページ | あと5秒だけ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 不得意分野を仕事にせよ:

« 選択と集中の限界 | トップページ | あと5秒だけ »