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2018年1月16日 (火曜日)

我慢するか見限るかのライン

相撲協会のゴタゴタは昨年から断続的にいろいろあり、まだ続きそうな気配です。
この相撲協会の件それ自体を題材にはしないのですが、組織の上位者が何かおかしなことをしていると感じたとき、下位の者はどうすべきでしょうか。
伝統的な日本の倫理観からすれば上下関係を大事にして黙っているのでしょう。しかし、現代的には、少なくとも下位者が上位者に「おかしいと思う」と意見をし、上位者とコミュニケーションをとることが求められ、その中でより適切なやり方がみつかれば大成功です。
とはいえ、なかなか上位者が下位者の意見を聞いて考えを改めるというシーンは容易には訪れないでしょう。その場合どうすべきかが今日の本題です。
その上位者のさらなる上位者に相談するというやり方もあるにはありますが、明確に上位者が間違っていることを説明できない限り、その人は通常、上位者を擁護するため、事実上あまり有効な方法にはなりません。
結論として、残った方法は、黙ってひくか、強硬策に出るかの2択です。組織に所属する以上、下位者が上位者に従うのは当然であるため、原則は前者ですが、その組織に所属しなくてもよいのであれば後者で自分を押し出してもよいかもしれません。
そして、この二者の線引きをどうするかですが、以前、私は以下のような事態に陥りました。
ある非営利団体の理事として職務をしていた際、副理事長の違法行為(内容は軽微ですが)に気づきました。そこで、何度かそれは違法行為なのでやり方を変えた方がよいと提案しましたが、その度に私はどんどん窓際に追いやられていきました。これが普通の選択であれば上下関係の中で従ったのですが、軽微とはいえ、違法行為を強行する組織と接点を持っているとやがて自分の身に危険が及ぶ可能性があると考え、この団体の理事職からは退くことにしたのです。
要は、上が上下関係を盾に取って違法行為を強行するようなら、そんな団体とっととやめた方がよい。それ以外はおとなしく組織の方針に従うべき。ということです。私はこの明確な線引きができて、上下関係のコミュニケーションの中で自分がどこまで意見を言ってよいかとても整理することができました。

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