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2017年12月 5日 (火曜日)

窓口で吠えても意味はない

市役所などで、時々、窓口の人に無茶を言っている人をみかけます。
たとえば、滞納金の支払いについて大幅に猶予してくれという要望。一生懸命自らの苦境を説明していますが、いくら一生懸命説明しても意味はありません。その窓口の人に決定権限はないからです。
そこで、上の人を出してこい、と言い出す人もいますが、通常、このような無茶な要求対応に上位者が出てくることはありませんし、出させる根拠もないと思われます。結局あきらめるの1択しか最初からないわけです。
苦しい状況にある人を何とか助ける理屈を考えなければいけない、そう思わせる法律相談はよくあります。いろいろ調べるのですが、ルールで手当てされていなければ、基本的に状況を打開する方法はないことが多いです。
それは、問題状況を解決するためのルール制定が追いついていないがためのことで、選挙を通じて、議員に活躍していただくより仕方ありません。
そして、ない手段を無理に作ろうとすると逆にこちらが違法になってしまいかなませんし、権限のない者にしつこく要求を繰り返すことも、場合によって違法となりかねません。
ですので、弁護士はこうした人を見ると何とか助ける方法はないかと一緒に考えるのですが、それがない場合で、相談者が無茶な行動に出そうな場合、速やかに距離をおいて、間違っても違法行為の共犯とならないよう身構えることが多いです。
その相談者が救われない根本的な原因はルールの欠如。権限のない者に八つ当たりするのではなく、きちんと政治や選挙に関心を持って、自らに必要な政策を進めてもらうことに、関心の矛先を転換することが必要だとしばしば感じます。

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