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2017年12月29日 (金曜日)

FAの人的補償で逆転現象が生じる理由

プロ野球にはFAという制度があり、一定の経験を積んだ選手が自由に契約チームを選べる制度があります。プロ野球は入団時に所属チームを選べませんので、これは必要な制度です。
そして、主力選手を引き抜かれたチームと引き抜いたチームとの均衡をとるために、前者は後者がプロテクトしない一定範囲の選手と代わりに契約することができます。
これはFAの権利を得た選手がいた球団を守るルールだったはずですが、最近はその球団の方が得しているのではないかとしばしばいわれます。
その背景には、この制度が、チームの看板選手が移籍することを念頭に入れて作られたものであるのに対し、実際にはそうした看板選手はメジャーに行き、スター選手ではないがコツコツ試合経験を積んだ選手がFA宣言している点が大きいです。
もちろん、所属球団も引き止めのために十分な条件を提示しますが、その選手を欲しがる他チームがより良い条件を出すため、獲得球団は「割高」で選手を獲得することになること、人的補償として、1軍での実績もある有望選手をとられてしまうことから、獲得球団が損したのではないかとしばしばいわれるわけです。
FAは、ドラフト制度のもとで所属球団を選べない選手を保護する制度であり、球団編成において有望選手を容易に獲得する手段とは見てはならないように思います。
プロ野球は選手の入団も移籍も完全な自由競争ではありません。だからこそ、不本意な逆転が生じないよう、丁寧に新人採用と教育を行う必要があるでしょう。

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