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2017年11月21日 (火曜日)

「金がない」は弁護士でもどうしようもない最強のカード

よく言われることですが、お金を持っていないということは、紛争における最強の交渉カードです。金がない以上その人への金銭請求は難しく、少しでも有利な条件で話し合いをするために、大幅に譲歩せざるをえないからです。
ですので、法律扶助などで弁護士費用が捻出されれば、お金がない側につく弁護士はかなり強気な交渉ができます。
しかし、私が感じるに、こうしたお金がない人は支出をけちるあまり弁護士をうまく活用できていないように思います。
法律扶助は、弁護士費用をただにしてくれる制度ではなく立替制度。したがって将来的に分割で弁護士費用を支払わなければいけません。それを回避しようとギリギリまで弁護士に頼ろうとせず、手遅れになってから相談に来られるケースがあります。
また、いくら「お金がない」が最強のカードであっても、相手にゼロ和解させることは、相手にメリットがなく通常困難です。しかしながら、法テラスに相談される方の中には少しずれた感覚をお持ちの方がいて、
・自分は社会的弱者だから、救済されて当然
・自分はお金がないから、一切支払わないで済む解決法を弁護士が考えてくれる
と述べられる方が時々おられます。こうした方に対しては、弁護士ができることと、できないこととを明確に説明しなければ後々大きな紛議になりかねません。
「お金がない」というカードはかなり強いカードですが、それも万能なものではなく、使えるタイミングも限定される場合があります。
法律的に問題になりおすだと感じられたら、早めに市役所や法テラスで弁護士に相談すべきでしょう。

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