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2017年9月12日 (火曜日)

離婚と相続の弁護士の選び方

離婚案件と相続案件はともに家庭裁判所が取り扱う家事事件ですが、顧客満足度の高い弁護士の姿は大きく異なります。
まず相続についていえば、基本的な事はほぼすべての弁護士が知っています。しかし、実際に相続案件を進めていくためには、基本以上の相当量の実務知識が必要です。
こうした知識は、案件をこなしていくなかで1つ1つ丁寧に調べていく中で得ていくしかなく、事件処理の経験の乏しい弁護士にはまず対応できないところです。
相続案件については、ちょっとした遺産分割方法の違いや税務の見落としなどで大きく手取り金額が変わることもあり、実務経験豊富な優秀な弁護士に頼んだ方がよいです。
ある弁護士が優秀であるか否かは、法律的な事よりも、税金や登記の話をしてみた方がはっきりする事が多いです。経験のない弁護士は税金や登記について十分な知識がありませんが、経験豊富な弁護士はこうした基本的な手続は体にしみついており、すいすい言葉が出てきます。
次に離婚案件。離婚案件もほぼすべての弁護士が取り扱っています。他の案件に比べて特別な知識や経験がなければ対応できない案件が少なく、事件数自体豊富だからです。 こうした中で優れた離婚弁護士の特徴は、よく話を聞いてくれ、顧客のペースに合わせてくれること。弁護士目線で事件を解決し、弁護士目線で妥当な結論に落とし込むだけでは、離婚案件の相談者の納得は得られにくいです。
そこで、しっかり顧客の話を聞き、そのペースに合わせ、顧客の納得する結論のために汗をかける弁護士が人気があり、業務効率を意識してフットワークの思い弁護士にはしばしばクレームが発生しがちです。
同じ家事案件でも、よく勉強して優秀な弁護士がよいのか、親身に寄り添ってくれる弁護士がよいのかわかります。弁護士によって結論や納得感が大きく左右されやすい分野でもあるので、弁護士選びは慎重に行った方がよいでしょう。

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