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2017年9月13日 (水曜日)

人材の外部調達は本当に可能か

組織に必要な人材を内部で育成するか外部から調達するかという選択肢があります。前者は確実だが手間がかかるという問題点があります。
人材派遣等の発達で不足する人材を外部から調達することが容易になった今日、組織への貢献度の低い人材はどんどん切って、足りない人材は外部から調達すればよい、という声も聞こえます。
しかし、人材の外部調達には様々な限界があります。そもそも、組織の中で中心的に活躍してもらうためには、組織の理念を理解し、組織内での活躍のために必要なスキルを自助努力で得ようとする意欲が不可欠です。
人材を外部から調達しても、こうした理解や意欲を醸成するには時間がかかります。それなら、最初から内部の人材をOJTを通じてじっくり育てた方が結果的に早い可能性が生じます。
また、人材を外部から調達した場合、イージーカムイージーゴーというたつで、離職率も高くなります。特に、しんどい仕事や割安の仕事は、新しい人が入ってもすぐにやめてしまうので、長くつきあう人に、若手の仕事だと割り切ってやってもらうしかないのです。
つまり、人材を外部調達すると、内部での育成が困難なスキルを有する人とすぐに契約できるかもしれませんが、やり手の少ない仕事を任せられる人はなかなか調達できず、組織に対する忠誠心を築くにも時間がかかります。
一見、あまり活躍してなさそうに見える者でも、必ず何らかの長所は有します。安易に外部から人材を補強すればよいと考えるのではなく、今、組織にいる人材を大切に育てていく方が、成長という意味では近道であるケースの方が多いのではないかと思います。

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