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2017年7月26日 (水曜日)

契約内容を工夫して終身雇用を実現せよ

日本の年功序列や終身雇用制度は既に崩壊しつつあると言われます。これらの精度は、組織に貢献した人に対する敬意を示すなどの、日本ならではの良さを有しながら、どうしても制度的に不合理にならざるをえない場面が生じることが、後世に残せない要因となります。
組織に加入した人が皆、成長して組織に貢献し続けてくれればこの制度は機能します。しかし、組織内での活躍の場は限定されますので、どうしても、一部の優秀な人材を幹部クラスに取り立て、その出世レースに乗り遅れた人は窓際で比較的簡単な仕事をして定年を待つ、というのがよくあるパターンです。
しかしながら、AIがこの調子で発展すると、比較的簡単な組織マネジメント業務がまずAIに任されて、中間管理職の仕事が減ると言われています。すなわち、出世レースに敗れた人は、追いやられる窓際すらなくなる見通しです。
そうすると、出世レースに敗れた人は組織から追い出される、というのが帰結ですが、少し工夫の余地がないでしょうか。
プロ野球ではオフに毎年何人もの人が引退します。その中には、まだ現役として活躍できる力があるにも関わらず、球団編成の都合により、球団職員のポストを用意して事実上球団から引退勧告しているようなケースも見られます。
私は、選手を大事にする球団であれば、体が動く限り、選手としての契約を第1に考えてあげるべきだと思います。これまでチームに貢献してきた経験のある選手であればなおさら、チームの調子が悪い時期にワンポイントでも必ず、チームに有益な活動ができるはずだからです。
もちろん、フルシーズンの活躍ができない以上、給料はそれなりに減ることになるでしょうが、給料は減っても現役生活を続けたいという選手の意向をくみ取れる球団こそ、選手を大事にしているといえるのです。
同様に、出世レースに敗れた人も、そこまで勝ち残った以上、何らかのかたちで組織に貢献できる力があるのは間違いありません。単純業務ではなく、多少量が少なくなっても、経験ある人にしかできない業務を任せた方がよいのではないでしょうか。
業務量が減る以上、給与は減る。これはやむなしで、後は被用者側が、給料が減ってもその組織にい続けたいか、新天地にチャンスを求めるかの判断になるでしょう。
終身雇用には、日本人の良い精神性が反映されており、「条件が悪くなっても組織に貢献し続けたい」という人がいるならばそうした人材を大切にするのが成長する組織の要件。
まずは、そうした人材をクビにしないで済む方法をしっかり考えてみることが大事でしょう。

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