« 起きたらぬるま湯につかる | トップページ | 契約内容を工夫して終身雇用を実現せよ »

2017年7月25日 (火曜日)

「夏期」っていつのこと?

「夏期限定サービス」と打ち出す広告はよく見かけます。しかし、広告主はこの広告の危険性を理解していないのでしょう。
「夏期」とは「夏」と同義と考えれば6月から8月。いわゆる「夏」を感じる時期に限定しても、雨が減る7月上旬から8月いっぱいは社会通年上含まれるでしょう。ということは、最悪、6月から8月まで広告のサービスを行わなければ「虚偽広告」の責任を負う可能性があるわけです。
おそらく広告主の意図としては、夏期にサービスをするが、その期間はニーズに合わせて適当に調整したく、その幅を持たせるためにこのような表記を選択しているのでしょう。しかし、広告は受け手がどう受け取るかの方が、出し手の意図よりも法律上重視されます。このような言い訳は少なくとも裁判所では通用しません。
ですので、広告主側の対応としては、「夏期限定サービス」という広告を出した後、その期間外となった契約相手には、すべて、サービス対象外であるという告知をしなければいけません。
逆にお客側からは、自分が取引する日がサービス対象かどうか、一応確認したうえで、それをできればメールか録音で残しておくと、サービスを受けられない対価として大幅な値引きを交渉できると思われます。
幅のある表現というのは使い勝手がよいように見えて実は扱いの厄介な代物。あまり使わないにこしたことはないでしょう。

|

« 起きたらぬるま湯につかる | トップページ | 契約内容を工夫して終身雇用を実現せよ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「夏期」っていつのこと?:

« 起きたらぬるま湯につかる | トップページ | 契約内容を工夫して終身雇用を実現せよ »