« What is most important in dealing work | トップページ | 金曜日の使い方 »

2017年7月 7日 (金曜日)

評価値10,000を逆転できるか

将棋のネット中継では、もはや将棋ソフトの評価値の実況が当たり前になってきました。
最初の評価値はゼロで、やがて有利な方に値が傾き、500くらまでの差であれば全然逆転が起こりますが、1000を超えると、少なくともプロ同士の対局ではほとんど逆転は起きないため、信用性のある数値だと知られています。
では、評価値10,000の差を逆転することは可能でしょうか。数値的には逆転は「絶望的」を意味しますが、まだ詰みが発見されてはおらず、その意味で負けが確実というわけではない状態です。
この、詰みはないけれども逆転が絶望的な状態とは、局面を打開する糸口となる手がない、という状態です。ですので、常識的な手で進めていけば早晩、詰みが発生します。
このような状態になってしまった場合、セオリー通りに進めることは自ら終局への歩みを早めることになってしまいます。考え得るパターンとしては2つ。
・相手により手数をかけさせる一手
人間の詰みの読み筋はコンピュータよりもはるかに少なく、長手筋になればなるほど、詰みを見逃したり、ミスの出る可能性もあります。ですので、考え得る、相手に最も手数をかけさせる選択が1つ考えられます。
・相手に大胆な攻めをさせる一手
大胆な攻めとは、守りの要駒を前に出したり、駒損の交換をして、一気に決着をつけようとする攻め方。決まればもちろん負けですが、こうした攻めは意外な盲点が発生しやすく、そこが逆転の足掛かりになる可能性があります。
いずれにせよ、絶望的な大差の状況では、セオリー通りにするのが最悪手。相手が大差に油断していればそれに付け込むような、セオリー通りにさせないやり方が、逆転可能性をわずかでも増やす鍵になるでしょう。

|

« What is most important in dealing work | トップページ | 金曜日の使い方 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 評価値10,000を逆転できるか:

« What is most important in dealing work | トップページ | 金曜日の使い方 »