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2017年6月23日 (金曜日)

自動的な勝ち筋は実社会にはない

ここまで差がつけば、後は応手を間違えなければ自動的に勝ちだ、という場面は将棋などではしばしばあります。しかし、実社会はそう単純な話ではありません。
100%こちらの言い分が正しいケースでも、相手方は、およそ社会的に肯定されないような無茶な屁理屈をこねて譲歩を求めてきますし、訴訟をしても、一方が強硬な主張をしていれば、その内容が明らかな屁理屈でも、裁判所は譲歩して和解を勧めてくるでしょう。
100対0でこれですから、少しでも相手の理があるケースでは、そこをとっかかりに無茶苦茶言われると、思った通りの権利の実現ができないことがあるのです。
これは、要は、敗色濃厚な当事者でも、相手に一矢報いるチャンスがあるということ。ともすれば、これが逆転のとっかかりになるかもしれません。
結論の明らかな事案でごねるのは、決して行儀のよいやり方ではなく、相手とその後も良好な関係を維持していきたい場合は、行わない方がよいでしょう。
しかし、ルール違反でない事の方が多いのも事実。ルールはあくまで一般的なケースに対する妥当な結論を提案しているもので、個別の事案において納得ができない部分があれば、社会的には肯定されにくい主張であっても、粘って、自分の望む方向に引っ張る必要性はあり得るでしょう。
何をしておけばあとはオートマチックに結論が出るというものは、人間社会にはあまりなく、また、それを簡単に許してはならない場面もあるでしょう。
しんどい茨の道ではありますが、本当に求める結論がその先にありそうであれば、理屈から少し外れても粘って頑張ってみるのも1つの策となるときがあります。

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