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2017年6月 7日 (水曜日)

組織内で綱引きしてはならない

アメリカファーストなど、自らの組織の利益確保第一を主張する考え方があちこちで唱導されています。これ自体は当然のことですし、社会が、他の人や組織を思いやる余裕を持てない状態になってきているのかと思います。
しかし、同じ目標を目指す組織内で、その内部の小組織同士でこれを主張し出すと少し違うぞと思います。
たとえば、予算スラックという言葉があるように、組織内の部門は、その部門に与えられたノルマを達成するために、少しでも多くの予算を確保したいと考えます。しかし、予算総額は全組織として固定で増やすことはできません。そのため、ある部門が予算を多めにもらうと、他の部門に負担がかかるのです。
その結果、予算を増やさなくてもノルマ達成が可能であった部門はのんびりノルマを達成し、しわ寄せのいった部門でノルマが達成されなければ、全組織的に、この結果はマイナスです。
組織内のある部門を任されたリーダーは、その部門に任されたミッションを達成するのが第一に重要ですが、そのために、他の部門や組織の構成員に無茶な負荷はかけてはならず、そうならないよう、自ら「自部門ファースト」を抑制しなければいけません。
アメリカファーストも、アメリカ国民が豊かに暮らせることが本来の目的であり、アメリカファーストを推進した結果、世界で戦争が多発するようになれば方向性の見直しが不可避となるでしょう。
どんな小さな組織であっても、組織を任される以上、その組織ファーストで物事を進めていくことは決して否定されるべきことではありません。
しかし、近視眼的に目先の事しか考えていないと、根本的な到達目標を見失うおそれがあります。自分が責任を任されている組織の利益、その組織が活動するうえで不可欠なコミュニティの利益・・・オールジャパンとしての利益、全世界的な利益と見て、どのレベルで成果があがることが中長期的に有益なのか考えつつ、自らに課された責任を果たす、今後のリーダーにはますますこのような視点が強く求められていくでしょう。

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