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2017年6月28日 (水曜日)

トップに歯止めをかける権威づけ

トップに歯止めをかける権威づけ
推進力のあるリーダーの登場は望まれますが、推進力が有り過ぎて歯止めがきかないリーダーに対してどうガバナンスするかも組織の重要な検討課題です。
かつてJCの活動をしていてこんなことがありました。ある役職にある人が、自らの手柄をあげるために、個人情報保護法に違反した無茶な情報収集をしていたため、それは違反だからやめるべきだと進言すると、「うるせえ、上下関係わきまえろ」と言われたのです。
組織の中では、下位者は上位者に従うというのが不可欠の掟ではありますが、違法な行為であっても上位者の命令が通るのであればこれはもはやブラックです。おそらくこの個人情報保護法を無視した方の会社もブラックなのだろうと優に推測されたたため、それ以後、この人とははっきり距離をおくようにしました。
推進力がありすぎるリーダーの話に戻り、たとえば社長が積極的な施策を講じているが、その中に違法の疑いのあるものがある場合、法務部長、監査役、顧問弁護士などが普通は違法だからやめた方がよいと進言します。
しかし、「社長の決めたことに従え」の一言で解決されては、コンプライアンスやガバナンスは成立しません。
このような場合、法律違反の疑いのある行為については、法務部長などを含めた合議体で慎重に検討するというルールを制定して、違法行為に歯止めをかける活動について、十分な権威づけをすることが重要です。
法令順守ばかりではなく、金銭の管理や人事なども、上下関係の中で自動的に決定されるのではなく、倫理的な部分も含めて、適正な歯止めをかける仕組みを構築した方がよいでしょう。
スムーズに事を進めることも、組織の活性化に必要ですが、止まるべきところは止まる、そのために適切な管理賢者に管理の権威を与えることがとても重要です。

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