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2017年6月21日 (水曜日)

「使える」アピールと掘り起こし

スポーツチームの編成にあたっては、編成組織が、チーム予算の範囲内で人脈をフル活用して、様々な選手を集めます。
こうして集まった選手をどう起用するかは監督の仕事ですが、チームという組織で結果を出さなければならない以上、まずは根本的なチーム方針を定めて、それに合う選手をピックアップしていき、スタメンを決めます。この過程で、優秀だけど試合に使われない選手がしばしば出てきます。
たとえばサッカーで、前から積極的にプレスをかけて運動量で相手を押し込むサッカーを監督が目指した場合、いくらうまくても走れない、走らない選手はスタメンでは起用されません。
こうした状況は、使わない優秀な選手に給料を払うチームとしても、優秀なのに使われない選手にとっても好ましい状況ではありません。
ですので、組織に属する決定をする場合は、その組織がやろうとすることを理解し、その中で自分がどのような役割を果たせるか考えて行うべきですが、組織の方針というのは人が集まってから構築される場合も多く、いつでもこのような手順をふめるとは限りません。
サッカーチームのように、選手が集まってから、その選手に最も適合した戦術を試行錯誤する、というケースもあるでしょう。
この際、まず選手側としては、「自分を活かす戦術にしろ」と直訴するのは明確な越権で、逆に、ただ黙々と自分のトレーニングを行っているだけでもダメでしょう。
組織の目指す方向性を正確に理解し、その中で自分が1ピースとしてどのような役割を果たせるか、わかりやすいかたちでトップに提示すべきです。
逆に人を使うトップ側も、「使える」と判断した固定メンバーばかりでなく、組織をより良い方向に動かせるさらなる人材が眠っていないか常にその掘り起しを意識して全体に注意を払うべきでしょう。
スポーツチームに関わらず、どのような組織でも所詮は寄せ集めの集団。当初予定したやり方ではなく、現状のメンバーに適したやり方に、組織の動きを変えていく事はよくあることです。
組織として成長できるかどうかは、この変化の時に、上に立つ者も、ついていく者も、自分のやり方の固執せず、柔軟に、組織をより良くするために行動できるかどうか。この部分が柔軟であるか硬直的であるかによって、その後の組織の成長度は大きく変わってくるでしょう。

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