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2017年3月29日 (水曜日)

入れ替わりの多い組織は伸びるか

組織を伸ばそう、あるいは改革しようとして人を大きく入れ替えるケースがよくあります。人が入れ替わること自体は良い傾向とも悪い傾向ともとらえることができます。
良い傾向と見る考え方は、個人としてこれ以上の伸びが期待できない構成員を外して、伸び盛りの構成員を中心に据え、各自ステップアップして、新しい構成員を迎え入れるケース。
このケースは組織として伸びていきます。1つ注意すべきは、組織に対して貢献してきたベテラン構成員の扱いをむげにしないことで、これをしてしまうと人を大事にしない組織の評判が広がり、新しい人を集めるのが困難になります。
悪い傾向と見る考え方は、組織の一貫性の無さの現れであると見る考え方で、わかりやすい例は、若い構成員を安くこきつかって、給料が年功序列であがっていくとやめさせるというケース。さらには、一定の地位にある構成員でも、上位者との意見があわないとの理由でやめさせるケースもこれに該当します。
組織として成長するためには一定期間継続した取り組みが必要で、そのためには、ある程度入れ替わりのない固定メンバーが中核を担う必要がありますが、若手からベテランまでランダムにぬけられるとこの継続した取り組みの精度が悪くなります。
私の経験的には、入れ替わりが多いのが、トップの交代によるなど少数回で明確な改革の意識をもって行ったのであれば、その組織は成長が望めますが、恒常的に人が入れ替わっている組織はあまり大きな成長は望めない印象があります。
能力不足の構成員がいても、やめさせるのではなく、使えるポジションで活かすのが、人口減少下での組織のセオリー。人の入れ替わりの多寡とその要因を分析すると、その組織の行く末はある程度見えるのではないかと思います。

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