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2017年1月13日 (金曜日)

箱根駅伝、他校に青山学院を逆転するチャンスはなかったか

最近、箱根駅伝はあまり面白くないとの声がちらほら聞かれます。優勝候補が往路は競っていても復路で抜け出して大差がついてしまうからでしょう。
今年も戦力通り、青山学院が圧勝しました。しかし、戦い方次第で他校に逆転の目はなかったのでしょうか。
選手間に力の差があっても、競っていればあまり大きな差はなかなかつきにくいです。それが往路の特に山登り前までで、例年、この山登りで大差をつけてしまう学校の存在がクローズアップされていましたが、今の青山学院に山登りのスペシャリストはいません。
逆に復路で大差がつくのは、先行する大学は自分のペースで悠々と走れ、力を出しきれるのに対し、後から追う大学は序盤で無理に突っ込むため、後半息切れして結局差はどんどん広がるわけです。
優勝候補の大学に勝つには、8区までしっかり競って相手に自由に走らせず、9区か10区で勝負をかける必要があります。そのために、前半に有力選手を並べるのはセオリーですが、それならば前半でむしろリードをとらなければいけません。
今年の青山学院は、1区の選手はそれほど強くなく、2区を走ったエースも決して本調子ではありませんでした。ですので、ここでリードを持ち、それを8区まで維持できるとまだ逆転の目があったと思います。
しかしながら、1区に有力選手をおいた大学は互いにけん制し合い、序盤は1キロ3分ペースを下回るスローペース。これでは圧倒的戦力を有するジャイアントは倒せません。
チームとしてレースの何に価値を置くのか、個人のタイムや順位を尊重するのか、シード権キープを最優先にするのか、にもよるので、決してこの駆け引きが間違っていたとは言いませんが、格上の相手に逆転勝ちを狙うのであれば、その他のライバルは度外視し、対そのライバルにおける再善を尽くさなければいけない。
自分よりも確実に強い格上に対する戦い方の1つの必須セオリーであるかと思います。

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