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2016年12月28日 (水曜日)

現代版年功序列制度の肝となる2つのポイント

年功序列制度はもはや古く実力主義にすべきだと言われて久しいです。もちろんその考えは合理的です。
一方で、実力の評価は時に主観的で、役職があがったりさがったり、変動が大きいのも、組織の活動の一貫性の観点から望ましくありません。
皆努力しているのですから、ある程度は時間の経過とともに実力がつき、これに合わせて昇進させていくというやり方は、実力主義と活動の一貫性の確保のために有効なやり方です。
このやり方で注意すべきは2点。主に実力主義の観点からの注意点ですが、
成果をあげたり、実力をつけた若手・中堅は必ず上のポジションに昇進させ、同じポジションにい続けさせない、あるいは降格しないことが1点目。
こうした成長する構成員は組織の宝であり、より重用してより伸ばすことが組織の成長に直結します。同じポジションにい続けさせると成長が鈍化しますし、主観的な評価で降格させてしまえばやめてしまうかもしれないからです。
二点目は、逆に上のポジションをあけていく作業。すなわち、ポジションに見合った力の出せなくなったベテランは降格させるか、やめてもらうことです。
従来の年功序列制度は年長者への敬意を示す意図も強かったですが、上が詰まってしまうと、有望な若手や中堅の活躍の場がありませんし、まだそこそこの実力は残すベテランが長くいると、業務活動はスムーズで安定するかもしれませんが、外的環境の変化への対応は確実に遅れます。
実力主義を加味した年功序列制度では、頑張れば時間に比例して昇進できることが保障される反面、ポジションに見合った実力を失えばそのポジションを失う、ということも厳守されなければなりません。
こうした制度が定着すれば、若いうちは入った組織でがむしゃらに頑張り、そこで限界が見えた段階で、最後は身の丈にあった場所でのんびりする、という働き方が定着すると思います。
自分の働きで組織が成長すればするほど、その組織にいられる時間は限られてくる、というのは少し逆説的ですが、それもまた人間社会の中の摂理なのかと感じます。

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