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2016年12月 6日 (火曜日)

友人関係が9割

薬物事案は1回目の裁判でやめられる人と、何回も繰り返す人とにはっきり分かれます。その差は友人関係です。
裁判所で「反省しています。もうしません」というのは簡単で誰でもできます。ですので、裁判所で反省するだけでは薬物は簡単にはやめられません。
そもそも、圧倒的大多数の社会の人間が薬物を使用しないのは、それを扱う人との接点がないことが何より大きいです。知り合いに薬物を勧誘する人がいればふらふらと使用してしまう人は一定割合いるでしょうし、その際、「法律違反だから」という意識だけでは歯止めにならない人は必ず一定割合います。
薬物に限らず、「絶対大儲けできるから」と、違法なマルチ取引への協力を知人に持ちかけられた際に「法律違反だ」と断れる人は何割いるでしょう。法律というのはおせっかいで口うるさい教師のようなもの。それよりも目の前の人間関係を大事にするという考えは決して人間の心理として異常なものではありません。
というわけで、違法な行為に及んでしまわないためには、まずは友人関係をきちんと精査し、怪しい人間とはきちんと距離を置くことが大切。それが如実に現れるのが薬物事案です。
薬物事案の裁判では1回目はほぼ100%執行猶予がつき、2回目以降はほぼ100%実刑になります。これは、1回目の裁判において知人関係の整理の大切さに気づき、これをきちんと行えれば塀の中には入らなくていいが、そこがだらしない人間には入ってもらわなければ困る、という裁判所からのメッセージでもあるのでしょう。

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