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2016年12月13日 (火曜日)

誰にでもできることだからこそ

私はほとんどテレビを見ませんが、最近は弁護士、特に若い弁護士がよくテレビでコメントしているとよく耳にします。
どんな事を話しているか、YouTubeなどで見てみましたら、あまり大したことは言っていません。我々弁護士であればほぼ全員が確実に知っている至極当たり前の事を弁護士という立場で説明しているだけです。
おそらくこうしたテレビに出る弁護士は、仕事をとるために名前を売ることを目的としているので、リスクを冒さない、すなわち、奇抜な発言をして一発当てようというのではなく、確実な発言をして地味に知名度をあげようとしているのでしょう。一般人向けの法律講演でも、若い人が時々登壇しますが、あまり我々弁護士にとって勉強になる新しい情報や考えが出されることはありません。
私が受験生の頃は、「行列~」が人気を出し始めたころで、橋下弁護士がかなり際どいギリギリまで踏み込んだ発言をして驚かされました。結果、橋下氏は非常にビッグに成長していきました。
テレビでありふれた法律解説をする、講演でありふれた内容を話す、これらのほとんどは1年目の弁護士でもできることです。すなわち、誰にでもできることであるなら、近い将来、元アイドルや元プロスポーツ選手など、元々知名度のある人が選定されていき、やはり弁護士資格以外に取り立てて目を引くもののない人は淘汰されていくでしょう。
私は、「他の弁護士にはできない特殊なスキル」を徹底的に磨いて差別化を図っていこうと考えていますが、「どの弁護士でもできる仕事」で生きていくためには、弁護士資格以外の部分で魅力をつけていかなければいけず、意外とその方が難しいかも、と最近感じます。

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