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2016年11月 9日 (水曜日)

組織の中の報告義務の範囲

組織の中で報告・連絡・相談というコミュニケーションを果たすことは必須。しかしながら、その内容・範囲ははっきりせず、組織によってはかなり恣意的に運用されているのも事実です。
まず、下から上へのほうれんそう、これは時間や業務効率が許す限りできる限りの情報を伝えるべきです。自分はきちんと所定の仕事をしているから、という社員は個人レベルでは活躍できても組織の中では往々にしてうまく立ち回れません。
逆に、時間や効率を考えず、まとまりのない報告をダラダラする社員も疎んじられます。上司は部下よりも忙しくこれは上司の時間を奪う行為だからです。結局、下から上へのほうれんそうは、時間や手間はあまりかけずにうまく要点をまとめて、かつできる限りの情報を伝える、ということが目標になるかと思います。
次に上から下へのほうれんそう、上司から部下に報告義務などない、などと言う人も時々いますが、組織の中の一定のチームのリーダーはチームの動き、不安要素とそれに対する対応策などをきちんと報告しなければチームの構成員はついてきてくれません。
上司の方が忙しいので、報告義務があるというよりは、部下からの質問があった際に真摯に回答する義務がある、というまとめの方が適切かもしれません。その例外として、例えばチーム解散の危機だとか、チームのプロジェクト失敗の危険といったチームとして集まる根本的意義にトラブルが生じた際は速やかに構成員を集めて状況を説明し、対策を協議する義務があるでしょう。
一言で報告義務といってもその内容ははっきりせず、報告義務の一言で上司や部下を糾弾するのは早計ですが、良い組織はコミュニケーションが円滑で、上から下にも、下から上にも情報がうまく共有されます。
これは報告義務の内容をどう定めるかよりも、組織への忠誠心をどう醸成するかの問題なのかもしれません。

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